バイエルン指揮官がキム・ミンジェ負傷を認める、韓国代表も不参加へ…代役は伊藤洋輝の可能性も

 バイエルンを率いるヴァンサン・コンパニ監督が、15日に控えたブンデスリーガ第26節ウニオン・ベルリン戦の前日会見に出席し、同クラブに所属する韓国代表DFキム・ミンジェの負傷を認めた。バイエルンのクラブ公式HPが、会見の様子を伝えている。

 現在28歳のキム・ミンジェは、昨季よりバイエルンでプレーしており、コンパニ監督が就任した今季も最終ラインの主軸に君臨している。今季ここまで行われた公式戦で、スターティングメンバーから外れたのはわずか3試合のみ。11日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16セカンドレグのレヴァークーゼン戦にもフル出場し、2戦合計5-0での完勝に大きく貢献していた。

 だが、そんな“守備の柱”のキム・ミンジェは、しばらくの間戦線を離れることになるという。ウニオン・ベルリン戦の前日会見において、コンパニ監督は「キム・ミンジェは少しばかりのケガを抱えている」と切り出すと、「深刻なものではないことを祈っているが、数週間にわたって離脱を強いられることは間違いない」と発言。「彼はアキレス腱に問題がある。ただし、それは既にわかっていたことだ」と、以前から抱えていた慢性的な負傷であることを認め、「今の我々にできることは、彼の出場時間を管理することだ。彼を酷使しないようにする必要がある。大事に至らないことを願っている」と語った。

 今季ここまで、バイエルンのセンターバックにおいては、キム・ミンジェとフランス代表DFダヨ・ウパメカノが盤石のコンビを形成。そのため、キム・ミンジェの離脱は少なからずバイエルンにとって痛手となりそうだ。

 “盤石コンビ”のバックアッパーは元イングランド代表DFエリック・ダイアーで、左右のサイドバックを本職とするクロアチア代表DFヨシプ・スタニシッチも長期離脱から戻ってきた。それだけでなく、中足骨のケガにより開幕から出遅れていた日本代表DF伊藤洋輝もチームに合流している。伊藤はこれまで左サイドバックでの起用が続いていたものの、同ポジションにはカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスが君臨。伊藤がセンターバックで起用される可能性も低くはなく、ダイアーやスタニシッチとその座を争うことになる見込みだ。

 加えて、コンパニ監督は会見において、元ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー、同MFアレクサンダル・パブロヴィッチの欠場も明言。ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャも、出場停止のため同試合に出場することはできない。

 なお、ケガが確認されたキム・ミンジェは、3月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選に臨む韓国代表メンバーに選出されていたものの、バイエルン側の発表によると、同活動への参加も見合わせるという。

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