苦い開幕戦で感じた大きな“変化” 26歳の抱負は「幸せで心に余裕のある人」【谷田侑里香“最高峰への道”】

高校1年間と大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場とするプロゴルファーだ。昨シーズンは下部ポイントランキング52位でシードを獲得した。目指すは、長年夢見てきたLPGAツアー参戦。その姿を追う。

みなさん、こんにちは! 先週、エプソン・ツアーの開幕戦「セントラル・フロリダ選手権」(米フロリダ州、2月28日~3月2日)に出場し、2025年シーズンが開幕しました。結果は、トータル2オーバーで予選落ち。悔しい結果ですが、次戦につながる収穫はありました!

開幕戦はかなりの緊張感の中でのラウンドでした。その影響でアドレナリンが出て、いつもより1番手以上飛距離が出てしまいました。特に初日は距離感が合わず、ラウンド中に上手く調整できなくて…。その影響でコースマネジメントが乱れ、ミスがズルズルと続いてしまいました。

2日目は距離感を修正し、マネジメントも改善できましたが、ショットの調子が悪く、2日間でのパーオン率はわずか22回。チャンスにつけることが少なく、苦しいラウンドでした。昨年からの思っていますが、ショットが悪くてもスコアをまとめられるようになりたい。次戦でも課題になるのかなと思います。

ゴルフは結果がすべて。それでも、ポジティブな収穫もありました! 去年はショットが不調だったことに加えて、ショートゲームも悪く、スコアを大きく崩すことが多かったのですが、今回はリカバリーできたホールが増えました。オフに取り組んできたことが正解だった、と前向きになれます。

メンタル面にも変化がありました。いままでは『やってきたことがダメだったのか。なんで上手くいかないの…』ってマイナス思考になって落ち込むことが多かったのですが、母からの励ましや、昨シーズンの経験を通して『まだ開幕戦。長い目で見よう。試合は続いていくので、絶対に強い気持ちで戦おう』と思えるようになりました。

2日目を終えたあとの練習でも、『あと2試合も続く。チャンスはたくさんある。そこに向けて頑張ろう』と連戦に向けて切り替えて、いつも通り取り組むことができました。上手くいかないこともすべて学び。このツアーにまた戻ってこられたことが、本当にうれしいです。

そして、試合期間中の3月1日に26歳になりました! 25歳を超えると、少しオトナになったような気持ちになります。26歳の私は、『常に幸せで、心に余裕のある人』になりたいと思っています。人生には辛いことも楽しいこともありますが、それも捉え方次第。同じ時間を過ごすなら、できるだけ幸せに感じられる方がいい。どんな時でも前向きに。心に余裕を持ち、幸せな時間を過ごしたいです。

次戦は6日(日本時間7日)から始まる「アトランティックビーチ・クラシック」(米フロリダ州)です。コースは先週とはまったく異なるコースで、グリーンやフェアウェイが硬く、攻略が難しくなりそうです。でも、自分の強みである粘り強さを生かし、クラブの距離感を合わせて賢くラウンドして上位を狙います。みなさん、応援よろしくお願いいたします!

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