「東京の最も西のIC」に直結 中央道ICと圏央道ICを結ぶ幹線道路、事業区間が延伸 激セマ道に代わる広い道に

東京都は2025年2月28日、八王子市で「左入美山線(西寺方町)」の建設事業に着手したと発表しました。

「新滝山街道」のほかにもう1本! 圏央道直結の幹線道路

 東京都は2025年2月28日、八王子市で「左入美山線(西寺方町)」の建設事業に着手したと発表しました。

 左入美山線は将来的に、中央道の八王子IC付近と、圏央道の八王子西ICを直結する約8.8kmの道路となる計画で、「北西部幹線道路」とも呼ばれています。

 現在は八王子IC側の0.5kmと、八王子西IC側の0.4kmが市によって整備済み。後者は八王子IC側への1.0kmの延伸工事を市が進めており、それに続く1.6kmを今回、都が施行すべく事業認可となりました。

 八王子西ICは東京で最も西にあるICで、八王子市の山間部の裾に位置しています。アクセス道路は高尾駅方面もしくはあきる野市方面から通じていますが、今回の延伸区間ができると、八王子市街に通じる秋川街道までがつながります。

 その先、八王子IC付近までの約6.5kmは未整備区間として事業化されていませんが、もし全線が開通すると、八王子IC北側の国道16号(左入町)までがつながります。

 そのすぐ北側には、圏央道のあきる野ICに通じる「新滝山街道」がすでに開通済み。八王子IC北側の左入町は、3つのICのアクセス路が集中する場所となる見込みです。

 今回の事業認可区間は幅員22~24m。2車線の両脇に自転車道と歩道が整備されます。周辺の道はどこも幅員が狭く、車両のすれ違いが難しい箇所が多いところに、通過交通が流入しているといい、こうした課題の解決が期待されています。事業期間は2036年度までの予定です。

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