ツアー7勝の宮瀬博文さん、初代『ホワイト・ホット 2ボール』という古いパターをなぜ使っているんですか?

タイのレガシーゴルフクラブ(バンコク)にて、タイシニアPGAツアーの開幕戦「サンワード・シニア・チャンピオンシップ セキワ カップ2025」が開催。面白いギアを発見したので、詳細をレポートしたい。
レギュラーツアー通算7勝の宮瀬博文(53歳)が現在使用しているのは、オデッセイ『ホワイト・ホット 2ボール』の長尺パター。2002年発売の初代モデルを再び使い出したという。アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が『ホワイト・ホット 2ボール』を使用して勝ちまくり、最強女王の名を轟かせ、日本でも大きな話題となった名器。なぜ、宮瀬は古いモデルを使用しているのだろうか?

「これは今年のオフから試してやっぱりいいなと思って、使っています。今までだと真っすぐ構えづらくなってアドレスでわけわからなくなっていたんですが、『2ボール』を試すと目標に真っすぐ構えやすくなったのが大きいですね」(宮瀬)。

『ホワイト・ホット』と言えば、ボールのカバーと同じ素材のウレタンインサートを使用して大ヒットしたモデル。一世風靡した打感はどうなのだろうか?

「昔使っていたので、やっぱり打感はいいですね。他のモデルよりも打感が柔らかくて、球が飛ぶからちょっと楽なんです。弾き感があるから、ショートパットでも打ち切れる。僕は打感は柔らかくて、ボールの出だしが柔らかく出た方が好きなので、やっぱりこのモデルはいいですね。パンと弾く感じよりいいです」

昔から古いモデルを使い続けるケースは良く見るが、再び、昔の名器を使いだすのは、珍しいケースだろう。パットに迷ったら、昔の名器を時には試すのもありなのかもしれない。

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