
【モデルプレス=2025/03/03】SixTONESの京本大我が3月2日、自身初の写真展「視点と始点」取材会に出席した。
【写真】京本大我初写真展の様子
◆京本大我、サプライズ発表
2024年9月から「ART-PUT」(アートプット)として、本格的なアート活動をスタートした京本。SixTONESの活動を主軸にしながら、19歳から始めた作詞・作曲を武器に、自身のソロ曲やミュージカルの楽曲制作などを手掛け、最近は一眼レフカメラやフィルムカメラなどで撮影された写真をInstagramに投稿するなど、クリエイティブな才能を見せている。
この日の取材会では、白のジャケットのセットアップを着こなし登場。写真との出会いについて聞かれると、始めたのはここ数年だが「小学生くらいから写真を撮ることに興味があって、当時は携帯電話で景色を撮って収めてくのがすごく好きでした。そして、数年前から30歳以降の自分のビジョンを考え始めたとき、もっとクリエイティブなことをやっていければ、SixTONESやメンバーに対してもっと貢献できることがあるかもしれないと考えるようになって。いろんな選択肢がある中、最初に飛び込んでみたかったのが写真の世界でした。何かが開けていけそうな、良い予感を信じて」とその経緯を語った。
改めて、写真展開催のきっかけについて聞かれると、30歳の誕生日に発売した初のソロ写真集「Retrace.」を挙げた。写真集撮影当時は全く構想はなかったものの、20代最後の1年を記録と記憶にとどめたいと自ら企画し、2023年11月から撮影を始めたという。祖父母が住んでいた場所や、憧れだったロンドンなどをゆかりのある地を訪れる中、「この素敵な機会を写真として残したい」と、撮影合間に自分で気になった場所をオフショットとして撮影していき、その半年後頃に、撮り溜めた写真をスタッフに軽く共有していく中で『それ、撮るんですね』『そこが気になったんですね』と言われることが多くて、“もしかして、僕なりの始点があるのかもしれない”と自信を持てた」と話す。同時に「僕から見える景色を、写真集とは違う形でお届けできたら」という思いが沸き上がり、今回の写真展の開催へと繋がったと明かす。そして、様々な写真展などをいち客として巡り「SAIさんを訪れたとき、自分の写真や世界観とピッタリなんじゃないかなと感じて、打診させていただいた」と、会場選びも自らの足で探したエピソードを語った。
スタッフからの言葉で意識するようになった“視点”という言葉を、タイトルに入れたいと考える中、「ぼんやりと“始点”という言葉が頭に浮かんできて、何か結びつけられる気がしたんです。烏滸がましいですけど、自分が見てきた景色、視点を皆さんと共有することで、何かを始めるきっかけ、ずっとやってみたいと思ってたけれど忘れてたことを思い出すきっかけになれば、この展示をやる意味がより生まれて素敵だなと思いました」とタイトルに込めた思いを明かす。
会場は、京本が実際に写真を撮った2023年の冬から春、夏、秋と季節を巡るようなルートに。作品数は97点にも及ぶが、「約1年間、撮りためていたので、使いたいなと思う写真だけを選んでも500枚くらいになってしまって…。見てくださる皆さんが疲れないことを考えると、100枚前後が理想。もどかしい思いをしながら、400枚削りました」と少し無念な表情を浮かべる。その100枚は、舞台公演期間などに「パソコンを持ち歩いて、ホテルで撮影した写真を見直したり、色味を調整していた」のだと言う。
なお、本写真展のチケットは全日程が即完売。そういった状況と「全国各地でも開催してほしい」という多くの要望を受け、「来られない方々にも、写真展の世界観が伝わるといいないう思いで、オンライン配信版『視点と始点』(2025年4月予定。詳細は決定次第、公式サイトにて発表)をさせていただくことになりました」と、サプライズ発表があった。配信版のほか、オンラインでも購入できる全97作品を収録した図録も、「展示のルートに近い掲載順になっている」そうだ。
最後に、無事準備が整った会場を見た京本は、「やっと完成形を見ることができたのですが、ここまでこだわってよかったなと思える写真展になったと思います。ただ、自己満で終わらないように、1つ1つの作品や世界観を来場者の方それぞれの視点で見ていただいて、何かひとつでも感じ取って帰っていただけたらと願っています」と笑顔を見せた。
◆京本大我「視点と始点」
2024年1月1日、Instagramにて「見習いアーティスト」の名で写真の投稿を開始した京本が、見習いを卒業し、アーティストとして初の写真展を開催。30歳の誕生日に発売した初のソロ写真集「Retrace.」の撮影で、これまでのゆかりの地、憧れの地を訪れ、各地で京本の視点が捉えたもの、感じたことを、写真として、作品として表現した。
写真展「視点と始点」は、3月3日~3月24日の22日間、東京・MIYASHITA PARK内のアートギャラリーSAIにて開かれる。(modelpress編集部)
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