サンドセーブ率82%の松山英樹でも苦戦 バンカーから2度出せず「練習とは違う感覚」

現地時間24日に行われた「TGL」に、ボストン・コモンゴルフの一員として松山英樹が出場した。先週に引き続き、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、キーガン・ブラッドリー(米国)との3人組でアトランタ・ドライブGCに挑んだが、3対6で敗戦。試合終了のわずか1時間後に33歳の誕生日を迎えたものの、勝利で祝うことはできなかった。
3人が順番に打つトリプルズでは、2番で松山が4メートルのバーディパットを外し、ビリー・ホーシェル(米国)が1.5メートルを決めたことで先制された。それでも4番で取り返すと、5番パー3では松山のティショットが4メートルにつき、マキロイがバーディを奪取。9ホールを終えて2対1とリードした。

だが、6ホールのシングルス戦で形勢は逆転。松山はホーシェルとのマッチアップだったが、11番でグリーン手前バンカーから脱出できず、同点に追いつかれた。2対4で迎えた14番では、両者ともに2メートルにつけるも、松山のバーディパットはわずかに左を抜けてパー。相手チームの戦略的なハンマー作戦で2点を奪われ、敗北が決定した。「シングルス両方ともポイントを取られてしまって、残念な結果になった」と悔しがった。

7番でもガードバンカーから一度で脱出できず、この日はバンカーで2度のミス。「バンカーは練習のときとは違う感覚だった。対応できなかった」と振り返った。マキロイも「とても柔らかいんだ。乾燥した環境では砂がどんどん細かくなり、まるで小麦粉のような状態になる。見ての通りタフで、とても難しい」と説明。PGAツアーではサンドセーブ率82.93%で全体2位につけている松山でも、TGL特有の砂に手を焼いた。

次戦は3月3日に行われるが、「(修正したいところは)全部。でも、来週出るかどうかはチームの作戦で変わると思う」と、自身がリザーブに回る可能性も示唆した。

翌日にジュピター・リンクスGCがザ・ベイGCに勝利すれば、ボストンのプレーオフ進出の可能性が消滅する。

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