渋野日向子の体調上向き「白ご飯、食べられました」 課題は“パットのリズム”と“タイミングのズレ”

<ホンダLPGAタイランド 3日目◇22日◇サイアムCC オールドC(タイ)◇6632ヤード・パー72>

心配された体調不良については、「(前夜に)白ご飯と漬物、みそ汁を久しぶりに食べられました」とニッコリ。回復を印象づけた渋野日向子だったが、プレーについては「もったいない一日だったと思います」と悔しがった。
スタートの10番パー5はバーディだったものの、その後は3つのボギーを叩き、「74」でトータルイーブンパー・50位タイに後退した。大きな原因はグリーン上。「パッティングのリズムが合わなかった。ラインには乗っているけどショートする…っていうのも多かったですね」。この3日間で最多のパット数「33」が、スコアメークを難しくさせた。

ショット面でも課題が見られた。ラウンド中、スイングをチェックする場面があったが、「タイミングがすごくズレている。試合が始まる前につかんだものを忘れている。どうやって修正したらいいか分からなかった。乗せるのがやっとという感じ」。パーオン率は72.2%(13/18)だったが、チャンスにはつながらなかった。

最終日に向けて、“パッティングの違和感”と“ショットのタイミング”を修正する必要がある。ただグリーン上については、ラインの読み違いというよりも打ち切れずショートしてしまう、というもの。「自分のせい。しっかり構えられている感覚もあるし、基本的にミスは少なめだったと思っています」と、前向きに反省できる部分だ。

初日は体調不良で18ホールを回るのが精いっぱいだったが、残すはあと一日というところまでたどり着いた。「食べられるだけ食べないと…。でも、食べ過ぎたら吐いちゃうので、徐々に」と語る表情は明るかった。

「きょうは伸ばしたかった。すごくもったいなかったし、あしたは悔いが残らないように。パー5でしっかりとバーディが取れるように頑張りたい」と言い残し、修正のためすぐさま練習場へ向かった。(文・間宮輝憲)

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