2人で“合計22アンダー”!姉妹で連日のビッグスコア 姉を追う妹・岩井千怜が急浮上「もっといいスコアが出る」

<ホンダLPGAタイランド 2日目◇21日◇サイアムCC オールドC(タイ)◇6632ヤード・パー72>

姉妹で連日のビッグスコアをたたき出した。大会の冠スポンサーを務めるホンダ所属の岩井千怜が「65」をマーク。初日の40位から、トータル7アンダーの8位タイまでリーダーボードを駆け上がった。
「パターが入りましたね。読みもよかったし、きのうよりショットもついてました」。イーブンパーだった初日も「29」とまずまずだったパット数は、2日目になり「25」まで上昇。グリーン上で勢いづいた。

そんな岩井が流れを生んだホールに挙げたのが、折り返し直後に迎えた1番パー5だった。2打目を5番ウッドでグリーン前まで運ぶと、15ヤードの3打目を1メートルにつけ、スコアを伸ばした。

前半の13番から3連続バーディも記録していたが、「ここでやっと『きょうは伸ばせそう』と思えて、弾みがつきました。2つ、3つくらい(のバーディ)ではまだ分からない。4つ目、5つ目が来ると、きょうはいけるなと思えます」と、一気にノッていける、そんな分岐点だった。

2度目の出場となった昨年も、一時は首位争いを繰り広げるなど活躍し、最終的に13位で終えた。好相性の要因については、「グリーンがすごくキレイ。私は少し速いグリーンが好きで、タッチも合っています」と答える。やはり、3日目以降も起伏に富み、傾斜が強いグリーンが上位浮上のカギを握りそうだ。

初日は双子の姉・明愛が、大会コースレコードタイ記録となる「62」をマーク。その日、停滞した千怜は「すごいな」とリーダーボードを眺めるだけだったが、次の日は自らも加速した。姉は2日目も「67」を出し、トータル15アンダーで単独首位をキープ。妹が8打差を追いかける展開になった。

上位浮上を果たしたことで、週末も楽しみになる。「あしたはもっといいスコアが出るはず。きょうを超えられるように」。自ずと気合も入ってくる。

一方の姉は、「あまり好きではない」というコースでの快進撃が止まらない。2位にも2打差と、米ツアー初優勝へいいペースで進んでいる。だが「差はないと思っています。6打差くらいあっても、何があるかは分からない」と慎重な姿勢は崩さない。

タイの週末を岩井ツインズがさらに熱くする。(文・間宮輝憲)

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