米ツアーの昨季新人王! 西郷真央は“ハーフショットの延長”で打つから安定感抜群だった!【最新スイングをプロコーチが解説】

2024年から米国女子ツアーに本格参戦した西郷真央。ルーキーイヤーながらも、安定感あるプレーを見せ、「ルイーズ・サグス・ロレックス・ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。そんな西郷の最新スイングを、プロコーチの大西翔太に解説してもらった。

西郷選手は、腕を使わずに体幹を使ってスイングするタイプですね。腕の三角形がほとんど崩れないのがその証拠です。

両ワキを締めたまま上半身を回して、ダウンスイングからも思いっ切り体を回して打っています。このスイングだと手先で小細工はできないので、ローテーションの動きはあまり見られません。まるでハーフショットの延長のようです。ライン出しがピカイチな理由もここにあると思います。両ワキにタオルを挟んでハーフショットする練習が効果的です。

これだけ体幹を使ってスイングすると、フォローで左足がめくれがちですが、西郷選手はピタッと地面についたままフィニッシュしています。“左の壁”で強く受け止められていますね。

米国女子ツアーに参戦する日本人の中で一番ピンをデッドに狙っていけるスイングだと思います。今季も活躍が楽しみですね。
■西郷真央
さいごう・まお/ 2001年生まれ、千葉県出身。日本ツアーで通算6勝を挙げ、2024年から米ツアーに参戦。「CPKC女子オープン」で2位に入るなどの活躍を見せ、最も活躍したルーキーに贈られる「ルイーズ・サグス・ロレックス・ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。島津製作所所属。

■大西翔太
おおにし・しょうた/1992年生まれ。千葉県出身。PGAティーチングプロA級を取得。2015年から青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務めて、5勝を挙げることに貢献。理論的なレッスンでアマチュアにも人気。

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