“ロス五輪世代”のU20日本代表、アジア杯初戦はタイに3発完勝!…主将・市原吏音らネット揺らす

 AFC U20アジアカップ中国2025・グループD第1節が14日に行われ、U-20日本代表とU-20タイ代表が対戦した。

 12日に開幕したU20アジアカップには予選を勝ち抜いた16カ国が参戦し、近い将来フル代表での活躍が期待される20歳以下の選手たちがアジアの頂点をかけてしのぎを削る。さらに、上位4カ国は今年9月に控える2025 FIFA U-20ワールドカップへの出場権を手にすることに。2016年以来の優勝を目指すU-20日本代表は、昨年の予選を2勝1分の成績で勝ち抜き、本大会ではタイ、シリア、韓国と同居するグループDに入った。

 序盤からボールを握る日本は、2分に大関友翔のロングフィードに佐藤龍之介が抜け出し最初のチャンスを作ると、13分には味方とのワンツーで右サイドを崩した梅木怜の折り返しから石井久継がシュートを放つ。これはGKに阻まれるも、直後にはCKの流れからゴール前のこぼれ球に詰めた石井が押し込み、早い時間帯で先制に成功した。

 20分過ぎにかけてはやや停滞した展開となるが、日本は集中した守備でタイに決定機を作らせない。30分には高岡伶颯が中央で起点を作って左へ展開し、石井がカットインから強烈なシュートを放ったが、惜しくも右ポスト直撃。直後には大関の絶妙な浮き玉パスに抜け出した中川育がボックス内で倒され、PKを獲得した。これをキャプテンの市原吏音が冷静に沈め、日本が貴重な追加点を奪った。

 日本の2点リードで迎えた後半序盤はタイもボールを保持する時間を作り、拮抗した展開が続く。球際での激しい攻防が各局面で増え、日本はなかなかチャンスを作れない時間が続く。それでも69分、小倉幸成が左サイドのスペースへ浮き玉を送ると、走り込んだ梅木怜がマイナス方向へグラウンダーで折り返す。これを佐藤が冷静に押し込み、日本がリードを3点に広げた。

 3点リードを奪った日本はタイに主導権を渡さず、選手を入れ替えながら危なげなく時計の針を進める。最終盤にはセットプレーからピンチを迎えたが、得点は許さず、試合はこのまま3-0で終了した。U-20日本代表の次戦は17日に控えるU-20シリア代表とのグループD第2節。試合の模様は『DAZN』にて無料独占ライブ配信される。

【スコア】
U-20日本代表 3-0 U-20タイ代表

【得点者】
1-0 13分 石井久継(U-20日本代表)
2-0 33分 市原吏音(PK/U-20日本代表)
3-0 69分 佐藤龍之介(U-20日本代表)

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