U20日本代表主将は市原吏音に決定、副主将は大関友翔ら4人 船越監督はフォロワーシップの影響力に期待

 U-20日本代表を率いる船越優蔵監督が13日、中国・深圳で開催される『AFC U20アジアカップ中国2025』に向けた会見に登壇した。

 U20アジアカップは、上位4チームに2025年9月開催の『2025 FIFA U-20ワールドカップ』の出場権が与えられる重要な大会。2016年以来の優勝を目指すU-20日本代表は、グループDに入り、タイ、シリア、韓国とグループステージ3試合を戦うことになる。

 『FUJIFILM SUPER CUP』に出場したサンフレッチェ広島MF中島洋太朗ら合流が遅れた一部メンバーも含め、12日に全員が開催地の中国・深圳に集合。限られた準備期間での大会突入になるが、船越監督は「選手たちが楽しみにしている感じがすごく見受けられて、みんな意気揚々と、はつらつと、元気よくやっているなという印象です。力が入りすぎないように抑えないといけないくらい、1試合目にフォーカスしてくれています」と選手たちの状態を明かした。

 14日の初戦で対戦するU-20タイ代表については、「テクニカルスタッフがタイを分析して、僕も含めてミーティングを何回も繰り返してきました。ブラジル人の監督で、非常にオーガナイズされた守備があり、個人能力でも一人で剥がせるような選手、ドリブルが出来る、特徴がある選手もいるので、(日本の)選手にも情報を与えながらやってます」と警戒しつつも、「日本に対してどうやって戦うのかはわからないので、1点でも多く取る、1分でも長く試合を支配することを選手たちには求めています」と、これまで積み上げてきたものを発揮したうえで勝利したいと意気込みを語った。

 なお、この日の会見で、今大会のキャプテンは市原吏音(RB大宮アルディージャ)、副キャプテンには中村圭佑(東京ヴェルディ)、小倉幸成(法政大学)、佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)、大関友翔(川崎フロンターレ)が務めることが発表された。船越監督はリーダーグループの選定について、「一応決めるけれど、『キャプテンだから、副キャプテンだから…』という話ではないと、ミーティングでも伝えました」と明かし、「『リーダーがいるとすれば、フォロワーがいて、成果を発揮するためにはフォロワーの方が影響力を与えるんだ』と選手たちに伝えています。一応決めるけれど、全員が必要だと昨日の夜に話しました」と、リーダー以外の選手たちによるフォロワーシップの発揮に期待した。

 U-20日本代表の初戦U-20タイ代表戦は、日本時間2月14日(金)18時15分キックオフ予定。その後の日程は下記の通りとなっている。

■日本代表 試合日程
第1戦:2月14日18時15分vs.U-20タイ代表
第2戦:2月17日16時00分vs.U-20シリア代表
第3戦:2月20日16時00分vs.U-20韓国代表
準々決勝:2月23日
準決勝:2月26日
決勝:3月1日

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