新垣比菜はシーズン開幕を前に早くも始動 「フラットな気持ちで臨めるように」台湾ツアーにも初挑戦

<マイナビ チャレンジマッチ THE Heroines 2025 一日競技◇12日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6427ヤード・パー72>

沖縄県出身の新垣比菜が地元で開催された「マイナビ チャレンジマッチ THE Heroines」に初出場。今大会は「将来有望な若手女子ゴルファーに賞金のかかった真剣勝負の機会を提供することにより、大きく羽ばたいてもらいたい」という思いが込められて発足したマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーの大会の一つだ。
仲の良い同郷の佐渡山理莉がマイナビポイントランキングの上位者として出場することもあり、「理莉が出ると言っていたので、出てみようかな…」という理由で出場を決意。会場となった琉球ゴルフ倶楽部は3月6~9日に国内女子ツアーの開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」が行われる舞台でもある。

今年は「プライベートや練習な感じでしか回れていなかったので、試合感のあるラウンドができたのでよかったです」と開幕戦を前に実戦を積めたことは収穫。ただ、「風もしっかり吹いて、グリーンがめちゃくちゃ速くて、なかなかパットが入らなかった」と、スコアは「76」と苦戦。4オーバー・23位と悔しい結果になってしまった。「自分のパットの調子もあまりよくないなって思ったので、ダイキンまでに固めていけたらなって思っています」と開幕までに課題をこなす日々となりそうだ。

オフは持ち球のドローボールを極めるために「大きな変化はなく」スイングの調整と基本練習を徹底した。「イメージ的には、いまの時点でもう少し仕上がっているイメージだった。まだまだなという感じがあるので、あと2、3週間でしっかり練習していけば大丈夫かなと思います」とスイングについては前向きに捉えている。

国内女子ツアーの開幕戦を前に台湾女子ツアーの「フォックスコンTLPGAプレーヤーズチャンピオンシップ」(2月27~3月2日)にも出場する。同ツアーに出るのは初めて。「初戦でちょっとプレッシャーというか緊張してしまう。開幕戦でスポンサーの試合なので、緊張とかもあるからか最近うまく戦えてなかった」という悩みがあった。

それを克服するために「前の週の台湾で少し試合感を思い出して、そのままの流れでダイキンに行こうと思いました。いい意味でフラットな気持ちで臨める」と、少し早めに戦闘モードに切り替えて、これまでと違うマインドで今季国内ツアー初戦を迎えようとしている。

そのなかでも「予選通過をしっかりして、いい結果で上がれたらいいなって思います」と結果にもこだわる。ツアー3勝目を目標に新垣の今シーズンがいよいよ始まる。(文・高木彩音)

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