えっ!?「あまりに幅が狭すぎる駅のホーム」を発見してビックリ! しかも「間もなく廃止」らしいです。なぜですか?

広島電鉄には、2025年に廃止予定の「名物停留所」があります。それが広島駅の次にある「猿猴橋町」停留所です。この停留場は、「ホームの幅があまりにもセマすぎる」という特徴をもっているのです。どのような停留所で、なぜ廃止となるのでしょうか。

ホーム幅「80cm以下」だと…?

 路面電車の広島電鉄には、2025年に廃止が予定されている「名物停留所」があります。それが広島駅の次にある「猿猴橋町」停留所です。この停留場は、「ホームの幅があまりにもセマすぎる」という特徴をもっているのです。いったい、どのような停留所で、なぜ廃止されるのでしょうか。

 総務省「路面電車の安全確保及び利便向上に関する行政評価・監視結果」によると、猿猴橋町停留所のホーム幅はわずか78~79cm。その幅は人ひとりがやっと通れる程度で、二人並んで歩くのはほぼ不可能です。また、車道側の柵もないので、ホーム脇にクルマが走っている場合は、通常の路面電車のホームでは味わえないほど、クルマスレスレの位置を歩くことにもなりそうです。

 そうしたこともあってか、この停留所へ到着する寸前には、車内に「ホームが大変狭くなっているのでお気をつけください」といった注意喚起のアナウンスが流れるのも特徴です。

「激セマホーム」を持つ猿猴橋町停留所が廃止されるのは、広島電鉄に新たな運行ルート「駅前大橋ルート」が導入されるため。これにともない広島駅と同市中心部である紙屋町~八丁堀地区間の所要時間が短縮されますが、ルート変更により猿猴橋町停留所を通らなくなることから、役目を終えるのです。

 なお、「駅前大橋ルート」が導入されることで、現広島駅停留所の場所も変更されます。新たな停留所は、広島駅の駅ビル内の2階部分を貫く形で設置されます。

※一部修正しました(2月10日12時)。

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