新型2000系の設計も活かされる!「飽きのこないデザインに」京王9000系がリニューアル

2025年春、10両編成1本が運転開始します。

「時代が変わっても愛される車両を」

 京王電鉄は2025年春以降、リニューアルした9000系電車(10両編成)を順次、営業運転します。9000系は2000(平成12)年12月に運行開始し、2006(平成18)年1月からは都営新宿線への乗り入れに対応した仕様が登場。現在は10両編成が20本、8両編成が8本在籍しています。

 リニューアル内容は、新型インバータ制御装置の導入や全車両へのフリースペース設置、内装デザインの変更です。このうち新型インバータ制御装置には、フルSiC(シリコンカーバイド)素子を用いることで、現行の9000系と比較して約20%省エネ性能を向上させます。

 内装デザインは、天井から床までをモノトーンに統一することで、スタイリッシュでモダンな空間を演出。座面は沿線の八王子市の伝統工芸品である「多摩織物」をモチーフとし、繊細な手触りや感触をイメージします。背摺りには、商業施設や高層ビルが立ち並ぶ景観をイメージした幾何学模様を採用。生地をグラデーションとすることで、郊外から都心へと移り変わる街並みの明るさを表現します。

 また、2026年初めの導入が予定されている新型2000系電車の設計も活かされるそうです。一般座席では縦握り棒が増設され、優先座席では滑り止め加工が施されます。

 京王電鉄はリニューアルに際し、「都会的で飽きのこないデザインに仕上げることで、時代が変わっても愛される車両を目指します」としています。

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