【Mr.ボーラ 心の風車】ハリスの思い

神奈川県・伊豆下田にある初代アメリカ総領事館となった玉泉寺は港から奥まった処にある。
小体だがしっかりした山門が急な石段の上に立っている。この小さな山門から日本の幕末・維新は始まった。

1856年、玉泉寺の境内に初めて米国国旗を掲揚したハリスはその日の日記にこう記している。
「疑いもなく新しい時代が始まる。敢えて問う、真の日本の幸福になるのだろうか。」
あの日、ハリスの胸に去来したのは目の前に広がる銀色の伊豆の海原に見た潮騒に似た一つの予感だった。
そしてそれは湾内に停泊する黒船の影に怯えながらゆり籠の様に見え隠れしていたに違いない。

トランプ大統領が来日した。韓国、中国にも立ち寄る。北朝鮮問題という難題を抱えているが時を越えてハリスのあの時の問いかけを胸に刻んでくれるだろうか。

アメリカには対岸の火事だが日本はそうではない。戦争は何一つ、解決にはならない。

≪Mr.ボーラ≫

あの伝説のコラム、ボーラの囁きが帰ってきました。
多くの方の心に染みる風を運んだボーラ。
暖かく優しく切ないボーラの言葉が今日のあなたの一日を豊かに運んでくれると思います。

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