ミズノの新・軟鉄鍛造アイアン&ウェッジ試打! とにかく打感が良いけど、アマチュアにはちょっと難しい……?

3月7日に発売することが発表された『Mizuno Pro S-3』アイアンと、『Mizuno Pro T-1』『Mizuno Pro T-3』ウェッジ。どちらもヘッド素材にS25CMという軟鉄が採用された、鍛造モデル。メディア向けの試打会があり、練習場ではありますが、早速試打しました。
まず『Mizuno Pro S-3』ですが、小ぶりなヘッドで、直線的な形状。PWから4番アイアンまで、狙いたい方向にすぐに構えられる印象でした。

打った第一印象は、とにかく打感が良いということ。軟鉄鍛造なだけあって、芯に当たったときの打感が柔らかく、気持ち良く打てました。ただ、7番でロフト34度と最近のアイアンとしては寝ているので、ヘッドスピードがある程度ないとキャリーを出すのは難しい。やさしさを求めるゴルファーにはマッチしないのかな……と思います。

また、面白かったのが、担当者から音を遮断するイヤーマフを手渡され、それをつけて試打してみると、良いショットも少し悪いショットも差を感じづらくなったこと。

「打感は手応えだけでなく、“音”も大切なんです。『Mizuno Pro S-3』は、『JPX 923 TOUR』よりもマッスルバックに近い音にチューニングしています。パット(バックフェース)部分を少しだけ厚くしたことが効果的でした」(同社広報)

気持ち良い音で、ずっと打っていたくなるような打感。練習もはかどり、すぐに上達できるのではないかと思います。

『Mizuno Pro T-1』『Mizuno Pro T-3』は、アプローチ練習場で試しましたが、私は『T-1』が好み。最初は、いつも使っているウェッジよりもかなり小さく、不安もありましたが、少しだけ開いて使うと、クリーンにヒットできて、スピンも入っていました。また、3メートルほどの高いバンカーがあったのですが、『T-1』は60度、『T-3』は58度で楽々脱出。最近ホームランばかりだった筆者ですが、「バンカーってこんなに簡単だったっけ?」と感じ、欲しくなりました。

ちなみに、プロの間ではどういった評価なのかうかがうと、「男子プロはほとんどが『T-1』と思っていましたが、実は『T-3』も好評です。削り方で変えられる部分はありますが、ヘッドサイズ自体は変えられない。選択肢が増えたことで、コンビネーションで使えるというのが良いのかと思います」(同社広報)。

小ぶりなアイアンを使っている人は、フルショットの多い番手は『T-1』、アプローチは安心感を増やすために『T-3』と分けても良さそうです。

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