バイエルンは3日、MF福井太智がプリメイラ・リーガ（ポルトガル1部）のアロウカへ完全移籍することを発表した。
昨年夏に福井をレンタルで獲得したアロウカだが、契約に付随していた買い取りオプションがこの度発動された模様。ドイツメディア『スカイスポーツ』によると、移籍金として100万ユーロ（約1億6000万円）がバイエルンへ支払われ、福井はアロウカと2028年6月末までの契約を締結したようだ。
福井は2004年7月15日生まれの現在20歳でボランチを主戦場とするプレーヤー。ジュニア年代からサガン鳥栖の下部組織に所属し、2021年3月にクラブ史上最年少の16歳7カ月でトップチームデビューを飾った。2023年1月には欧州屈指の名門バイエルンに加入し、レギオナルリーガ（4部相当）に身を置くセカンドチームでプレー。同年9月のDFBポカールでトップチームでの初出場を飾った。
昨シーズンはポルティモネンセに期限付きで加入し、公式戦13試合出場1ゴール1アシストという成績を残すも、チームは2部降格の憂き目に。迎えた今シーズンはレンタル先をアロウカへ変更し、ここまで公式戦18試合に出場している。
福井の完全移籍決定に際し、バイエルンのユース育成担当を務めるヨッヘン・ザウアー氏は次のようなコメントを発表している。
「我々は太智を将来有望な若手選手として迎え、ヨーロッパのサッカーに来る機会を与えた。彼はポルティモネンセへの最初のレンタルで良い成績を残し、トップリーグのチームへ完全移籍することとなった。我々は彼の非常に前向きな成長を嬉しく思っており、今後の成功を祈っている」
【動画】まるで進撃の巨人？ アロウカが福井太智の完全移籍移行を発表
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