上位争いでも笹生優花は自分に期待しない? 開幕戦のテーマは“安定”「ゆっくりやっていきたい」

<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 2日目◇31日◇レイクノナG&CC(米フロリダ州)◇6624ヤード・パー72>

2アンダー・4位から出た笹生優花は4バーディ・3ボギーの「71」で2日目を終えた。トータル3アンダーは首位と7打差の9位タイに後退したが上位をキープ。「安定して特に大きなミスもなく1日を終えられた」と、振り返った。
10番からティオフすると、ショートサイドのバンカーから寄せきれなかった14番でボギーを喫した。それでも、短いパー5の15番、16番と連続バーディ。折り返してからも3番ボギーのあとの5番でバーディ、7番でもバウンスバック。本人としては「特に考えていなかった」というが、「一打一打に集中していた」と粘りをみせた。

ロースコアをたたき出せる爆発力を持ち味にしながらも、“安定”をテーマにしている。昨年は「全米女子オープン」で2度目の制覇を遂げた一方で、予選落ちは7回だった。「大きなミスばっかりしていたら予選通過もできない。でも、初戦でもあるから、できるだけ自分にプレッシャーをかけず、何かを追いかけるんじゃなくゆっくりやっていきたい」。これが今週のゴールだ。

とはいえ、7打の差を縮めることができて、もし最終日に優勝が狙える位置にいたら…。目を閉じて考え込むと、「自分に期待するのかしないのか…。両方大事」と言葉を選んだ。「勝ちにこだわり過ぎてやらないといけないことを忘れてしまったら意味がないし、逆にもっと勝ちにこだわったほうが良いっていうのもある。どっちか選ぶのは難しい」。まずはあす、やるべきことに集中する。(文・笠井あかり)

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