昨季は西郷真央が34年ぶり快挙 新人賞争いの仕組みって?【米女子ツアー基礎知識】

1月30日~2月2日に開催される「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(米フロリダ州・レイクノナG&CC)で、今季の米国女子ツアー(LPGA)が開幕する。今シーズンは、日本人選手13人が主戦場として参戦。ツアー内でも“一大勢力”となり、これまで以上の注目を集めることになりそうだ。ここで改めて、新人賞の仕組みをおさらいしておこう。
今季からは、昨年の日米共催大会「TOTOジャパンクラシック」を制した竹田麗央、最終予選会を突破した山下美夢有、岩井明愛・千怜姉妹、馬場咲希の5人がルーキーとして加わる。そこで注目されるのが、シーズン終了後に発表される『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』(新人賞)だ。

新人賞は年間のポイント(pt)によって争われる。これは年間女王レースのCMEグローブポイントとは別に付与される。通常のトーナメント優勝で150pt、2位が80pt、3位が75pt…と順位ごとに割り振られる。41位以下は5ptで固定され、予選落ちは0pt。メジャー大会はこの倍となる。

昨シーズンはルーキーによる優勝こそなかったものの、西郷真央が959ptで新人賞を獲得。1990年の小林浩美以来、2人目の快挙となった。西郷は6月のメジャー「KPMG全米女子プロ」で7位、7月「Danaオープン」を16位で終えると、初めて新人賞争いで1位に浮上。8月「AIG女子オープン」(全英)を7位で終え、ポイントを加算した。最終的に2位のイム・ジンヒ(韓国)と86pt差をつけた。そのほか、稲見萌寧は10位(154pt)、吉田優利は11位(153pt)に入った。

25年シーズン開幕に先立って、米国の『ゴルフウィーク』誌が注目のルーキー6人を選出。その中には、山下美夢有、竹田、岩井明愛・千怜の日本勢4人が名を連ねた。

昨年の最終予選会(Qシリーズ)を突破して米ツアーメンバー入りを果たした21人のうち、5人が世界ランク50位以内(1月20日時点)。そのうちの4人が山下、竹田、岩井姉妹だ。世界最高峰のツアーで2季連続の快挙はなるか。今年も日本勢の活躍に期待が高まる。

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