最新UT21機種をオートマ度と弾道高さを基に性能早見表を作ってみた! 打ち込み型、払い打ち型に合うのはどのタイプ?

アマチュアが最も苦手な180ヤードから確実にグリーンに乗せたいところ。そこで最新ユーティリティの弾道から顔の特徴まで徹底調査。最新ユーティリティをオートマ度と弾道高さを基に性能早見表を作ってみた。
最新ユーティリティの性能をマニュアル度とオートマ度の軸で見ると、マニュアルタイプのほとんどが中弾道モデルだった。ダウンブローに打つ重心深度が浅めのヘッドが多く、入射角をコントロールして球の高さを打ち分けたり、スピンをかけてボールを止められるモデルが多い。ギアに精通するティーチングプロ、関浩太郎に選び方について聞いた。

「自分がマニュアルタイプが合うかを確認するならば、ユーティリティの打痕を確かめるといいです。マニュアルタイプは高・浅重心で、ダウンブローに打ってフェースの真ん中付近に当たるタイプが多いです。打痕が真ん中付近に多い人に合いますね」

オートマタイプに多いのは高弾道モデルと中高弾道モデルだ。「ミスヒットに強くて球が上がりやすい重心深度が深いモデルが多く、レベルブローで入射角を一定にすることで安定して飛ばすことができます。また、弾道の高さに関係なく、オートマとマニュアルの中間付近にあるモデルは両方の機能をバランス良く備えていて、幅広いスイングタイプに対応できますね」。

また、オートマタイプは低・深重心で、レベルブローに打ってフェースの下側に当たっても上がりやすい。ユーティリティの打痕がフェース下目の人にオススメしたいモデルだという。

また、関はアマチュアは7番アイアンでなく、ユーティリティで練習すべきとも指摘している。「クラブセッティングの中心は7番アイアンだと思っているゴルファーが多いですね。練習場で一番多く打つのも7番です。しかし、クラブ長で見ると、ドライバーとSWの中間はユーティリティ。7番はSWに近くドライバーとは8インチ以上の差があるので、7番ばかり練習するとスイング軌道がアイアン寄りになってしまいます」。

アイアンは調子が良いのにドライバーが当たらなかったり、その日の調子で逆も起こるという人は、長さが中間のユーティリティで練習することで、どちらも安定して打てるようになるのだ。

■解説・関 浩太郎
せき・こうたろう/セキゴルフクラブ主宰。アメリカで最新の理論を学び、スイングコーチ&クラブフィッターとしてギアにも精通している。

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最新ユーティリティの性能を調べるなら、ヘッドをいろいろな角度から見ると分かるという。関連記事【ウソだろ? ヘッドは『上』と『正面』から見たら性能が分かるの? 最新ユーティリティ21機種の”顔”に注目!】を読めば、ピッタリモデルがわかります。

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