飛距離を諦めたくない! シニア世代は「回す動き」ではなく「引く動き」を使おう

加齢とともに筋力や柔軟性が落ちてくると、どうしても飛距離は低下する。しかも寒い冬となれば、着膨れもあって体が回りづらくなり、さらに飛ばなくなる。75歳となった今も7番アイアンで145ヤード飛ばす海老原清治は「シニア世代は、飛ばすなら引く動きを使うべきです」という。

 
筋力が落ちたなら、なるべく“引く”動きを活用すると飛距離を落とさずにすむはずです。柔道や空手など日本のスポーツは引く動きが大事だと聞きます。テークバックでは左肩を回すのではなく、右肩を引く。そうすると、大きく上体を捻転できます。
 
分かりづらい人は、野球選手の投げる動きをイメージするといい。右肩が引けて左肩が回るはずです。
 
インパクトでは左肩を引くと、高速で上体が回転できます。体の左サイドを引くように左肩を引きましょう。右肩を回そうとすると、アゴ下辺りで回転が詰まってしまう。フィニッシュで左胸を目標の人に見せるように大きく伸ばすと上体をスムーズに回転できます。
 
■海老原清治
えびはら・せいじ/1949年生まれ、千葉県出身。我孫子ゴルフ倶楽部でキャディをしながらゴルフを覚える。国内ではレギュラーツアー1勝、シニアツアー2勝。2002年には欧州シニアツアーの賞金王に輝いた。20年に日本プロゴルフ殿堂入り。我孫子GC所属。
 
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●「昔は右手をウィークで握ってオープンスタンスで飛ばしていた」という芹澤信雄。関連記事の【「体が硬くなってもインから下ろせる」 65歳・芹澤信雄はクローズスタンス&フックグリップで250y飛ばす!】ではドライバーで飛ばす秘訣を語っている。

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