ミラン、125周年記念ユニフォーム着用のジェノア戦で勝利ならず…猛攻も1点が遠くスコアレス

 セリエA第16節が15日に行われ、ミランとジェノアが対戦した。

 パウロ・フォンセカ新監督の下でシーズンをスタートさせたミランは、開幕直後こそ3戦未勝利に陥ったが、現在は直近の公式戦9試合でわずか1敗と徐々に安定感を身につけてきた。前節終了時点での成績は6勝4分4敗で、勝ち点「22」の獲得にとどまっているが、ここからの上位浮上に向けてチームの調子は決して悪くない。

 今節はここまで3勝6分6敗の勝ち点「15」で14位に沈むジェノアを本拠地の『サン・シーロ』に迎える。ミランの選手たちは、クラブ創設125周年記念の特別ユニフォームを身に纏ってピッチに登場した。

 試合は序盤からホームチームがゴールへ迫る場面を増やす。9分、自陣からドリブルで持ち運んだタイアニ・ラインデルスが斜めの方向へ預けると、タミー・アブラハムのポストプレーからボックス内へ入ったエメルソン・ロイヤルが右足を振り抜いたものの、シュートはGKニコラ・レアーリに阻まれる。12分には敵陣でジェノアのビルドアップを引っ掛けたところから、アブラハムがボックス内でラインデルスからのパスを呼び込み、右足を振り抜いたが、枠を捉えきれない。

 なおも攻めるミランは22分、敵陣左サイド深い位置でのフリーキックから、ラインデルスが右足を振り抜いたが、シュートはブロックされてクロスバーの上へ。23分にはラファエル・レオンのボールキープから、アレックス・ヒメネスが縦へ抜けてクロスボールを送り、最後はサムエル・チュクウェゼがボレーシュートを放つも、ここも枠を外れる。

 スコアレスで後半へ折り返してからも、試合の流れを引き寄せたのはミラン。キックオフ直後のプレーで、チュクウェゼのクロスボールをエメルソンがヘッドで合わせたが、ここはGKレアーリに弾き出される。76分には、ボックス右でラインデルスからのパスを受けたアルバロ・モラタが、切り返しから左足を振るも、カーブのかかった一撃も決まらない。続く79分にも、敵陣左サイドでのヒメネスのインターセプトから、ラインデルスがボックス内へ繋ぐと、フリーで走り込んだモラタが右足を振ったが、今度はクロスバーに嫌われた。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、ミランはセリエAで2試合白星から遠ざかることとなり、直近5試合の成績は1勝3分1敗とやや足踏みが続いている。一方、ジェノアはこれで直近6戦を2勝4分と無敗で駆け抜け、徐々にではあるが勝ち点を積み重ねることに成功している。

 次節、ミランは20日に敵地でヴェローナと、ジェノアは21日にホームでナポリと、それぞれ対戦する。

【スコア】
ミラン 0-0 ジェノア

【得点者】
なし

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