がむしゃらに走り続けた日々 -『好きを仕事にする⑥』兵庫県宝塚市出身 市川祥子さん

市川さんは、兵庫県宝塚市出身、人からは「石原さとみさんに似ている」と言われる素敵な女性です。素敵なのも当然、市川さんは18歳~23歳の間、美容モデルをしていました。仕事は順調であったにも関わらず、大好きなサッカーの世界の仕事に打ち込むために、モデルを辞めます。

ところが、モデル時代に自力で開拓した直接サッカーの仕事に関わる人脈やツテがあったにも関わらず、「普通の社会人」としての武者修行のため、あえて仕事がきつく「ブラック」とも言われるアパレル会社に入社し、「1年で営業No1になる」との目標を持ちます。そして、ここで、自社ブランド、自社商品を心から愛することの大切さやプロ意識を学びます。

1年で自分の目標を達成した市川さんは、いよいよ念願のサッカー業界の仕事に就きます。フットサルのボールやウェアの株式会社イミオーが運営する新興ブランド「SFIDA」の商品を全国のショップに売る仕事でした。会社と「半年で売上を2倍にする」ことを約束して入社。でもB to Bの営業は初めてだったため、悪戦苦闘の毎日が始まります。

スポーツショップに熱心に通い詰めて信頼を勝ち得るなど様々な努力が実り、目標の「半年で売上2倍」を何とかほぼ達成した市川さん、しばらくすると各方面からサッカー関係の仕事のオファーを頂くように。そこから、次のステップを考え始めます。色々と悩んだ結果、株式会社イミオを退社後、お話しを頂いた仕事の中でも「これはやってみたい」と思う仕事のチャンスがめぐってきました。それは「サッカー選手の代理人」の仕事です。

ただ、この仕事はトライアルしてみてわかったのが、より多くの経験を踏んだ上で成功がつかめる職種であること。それに気づいた市川さんの行動は早く、また、選択は変わったものでした。なんと、渋谷のIT系広告代理店フォーイットに入社したのです。これまで知らなかった世界のスゴイ人達との出会いがあり、全く新しい業種で経験とスキルを得たいとの思いからの転身でした。

そして、今年の6月末に寿退社され7月にご結婚されました。7月7日入籍の七夕婚だったそうです。

先月の9月23日、ホテル雅叙園東京にて、100名弱の御参列者様に温かく見守られながら、無事に挙式披露宴を終えられたとのこと。最後に勤めた会社であるフォーイットからは、部長をはじめとする親しい同僚の皆さんが在籍期間がさほど長くもないにも関わらず、なんと計15名も参加して下さったそうです。更に、披露宴の余興の際には、フォーイットの皆さんからとてもユニークで愛情たっぷりなムービーがサプライズで放映され、とても感動し大泣きしたほど嬉しかったと話されていました。ちなみに、その時サプライズで皆さんから寄せ書きボールも頂いたそうで、お家に飾って毎日眺めながら家事をこなしているそうです。次回は市川さんに働き方や人との関わり方についてお伺いします。

※当記事は、「NPO法人スポーツ業界おしごとラボ」理事長小村大樹氏が主宰する「すごトーク」にて、2017年4月9日に市川祥子氏をゲストに迎え座談会を行った内容をもとに再構成しました。「すごトーク」はスポーツ業界に関心のある方向けに、人の交流を図ることを目的に定期的に開催されています。「すごトーク」にご関心をお持ちの方は、以下のサイトをご参照ください。

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