右ワキ開けたらパワーが出た! 右肩と右腰をゴムのように伸ばして縮めて大きな“うねり”を作ろう

新宿のインドアゴルフスタジオで、30年前からレッスンを行っている“キャロ先生”こと長井薫さん。そのスイング理論や指導方法は独特ながら、全国から実績のあるツアープロやティーチングプロも話しを聞きに訪れる。体の使い方やクラブの動かし方にも“うねり”を取り入れたメソッドを、ゴルフ大好きファッションモデルの肥野竜也さんが体験した。

【キャロ先生】肥野さん、体の使い方をやってみましょう。回転盤に足を乗せて、手を広げて回転してみてください。

【肥野さん】これは難しいですね。

【キャロ先生】肥野さんのスイングを見たとき、体の芯は回っていなくて、肩を回している感じだったんです。むしろ肩は置いておいて、真ん中のお腹を回すイメージです。

【肥野さん】えーっ。ゴルフは肩を回すものだとずっと思っていました。スエーしないように、下半身を固定して一生懸命肩を回していました。
【キャロ先生】野球のバッティングもあまり肩を回さないんですよ。肥野さんのように下半身を止めて肩を回してしまうと、戻すときにかえって肩が左に突っ込んじゃう。それで残せって言われたら動けないんです。

【肥野さん】回転盤の上で回る動きは、頭と足が残ってスキーみたいです。

【キャロ先生】体の真ん中を回すと、頭が動かないから、クラブの最下点がいつも同じ位置にくるんです。

【肥野さん】僕の中ではスエーの感覚でしたけど、全然スエーしないですね。
【キャロ先生】今度はロープで大きな波を作ってみましょう。

【肥野さん】いろいろ出てきますね。

【キャロ先生】肥野さんは動きたいものをあえて止めてしまっている。ゴムと一緒で筋肉も伸ばしたものを縮めた方が、縮めたものを伸ばすよりもスピードが速いんです。大きな波を起こすコツは、右肩と右腰の距離を離して伸ばすこと。そのためには右ワキを開けないといけない。テニスの動きと一緒(※肥野さんはテニスのインストラクター経験がある)ですよ。

【肥野さん】僕はクロスするのが嫌で右ワキに物を挟んで右ワキを閉める練習をよくしていました。

【キャロ先生】でも開けた方が遠くにボールを投げられそうでしょ?

【肥野さん】そうですね。ヒジが低いと力を出せないです。
■肥野竜也
ひの・たつや/1979年生まれ、長野県出身。競技ゴルフにも出場しているベストスコア「68」のファッションモデル。高校から始めたテニスでは日本ランキングに名前が載った実力者で、7年のインストラクター歴がある。

■長井薫
ながい・かおる/1960年生まれ、兵庫県出身。20代で脱サラし、レッスン活動を開始。95年に『新宿インドアGOLF』を立ち上げて現在に至る。多種多様な手作りの練習器具で指導を行うのが特徴。ペンネームの『Long Caroll』(ロングキャロル→ナガイカオル)から“キャロ先生”と呼ばれている。

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●キャロ先生のスイング理論をもっと詳しく知りたい! 関連記事【川崎春花が実践!? 新宿発祥の「切り返しがない」“インフィニティ理論”とは】を読めば、あなたのスイングがさらに活性化する。

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