東北福祉大の主将を務めた向井七海 “元世界女王”のように右足の設置時間を長くして再現性アップ!

マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーは前週の最終戦をもって今季の全日程が終了。向井七海は4月の開幕戦「マイナビカップ」に優勝し、ポイントランキング7位に入った。東北福祉大ではキャプテンを務めた25歳のドライバースイングを、プロコーチの石井忍が解説する。

バックスイングでは右ヒジと左ヒジの間隔を変えずに上げることで、胸と手元が同調します。しっかり右足に体重を乗せていきますが、軸があまり動きません。

ダウンスイングでは右足全体を地面につけている設置時間が長く、足の動きを制限しています。力が出しにくく飛ばなくなる可能性がある半面、軸が保たれるのでスイングの再現性は高くなる。フォローからフィニッシュでも逆C字にならず上体を真っすぐ保っている。体が強い証拠です。

この足の使い方は、元世界ランキング1位でメジャー通算7勝のパク・インビや、米ツアーで通算8勝を挙げたチェ・キョンジュ(ともに韓国)、現在賞金ランキングトップの平田憲聖とも似ていますね。

■向井七海
むかい・ななみ/1999年生まれ、大阪府出身。東北福祉大学ではキャプテンを務め、2018年の「日本学生」では6位入賞。今季のネクストヒロインツアーでは、出場12試合で開幕戦の優勝を含む5度のトップ10入り。ポイントランキング7位でシーズンを終えた。

■石井忍
いしい・しのぶ/1974年生まれ、千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーで戦っていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行うほか、軽快なトークで解説者としても人気を博す。マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーの解説者も務めている。

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●関連記事の【「体の右サイドがボール寄ってくる」 プロテストを2位で合格した都玲華の正確ドライバースイング】では、JLPGA最終プロテストで2位タイに入り、4度目の挑戦で見事合格を果たした都玲華のスイングを、コーチを務める石井忍が解説している。

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