手足や指先にしびれを感じるのは更年期障害かも

特に身体をぶつけたり動かしたりした覚えもないのに、手足や指の先がしびれる…という経験はありませんか?手足や指先のしびれは、更年期障害の症状の一つです。更年期障害による手足、指先のしびれの原因や対処方法について見ていきましょう。

手足や指先がしびれる原因とは?
更年期障害は、女性ホルモンの分泌バランスが崩れることで起こります。女性ホルモンの分泌量が減少することで、自律神経失調症になったり血行不良を起こしたりしてしまうのです。これにより、何かを知覚する機能が乱れて手足や指先にしびれを感じたり、血行不良によって神経がしびれのような刺激を感じてしまうのです。更年期障害による手足や指先のしびれにも、

肌の上にアリが這っているような感じ(蟻走感)
正座をしたときのようなピリピリした感じ
ひんやりと冷たい感じ
しびれと一緒に痛みを伴う感じ

といったように、様々な感じ方があります。

身体を動かして血流を改善する
更年期障害による身体のしびれは、適度な運動で緩和することができます。ジョギングやウォーキングなど、軽めの有酸素運動で身体を動かす習慣をつけてみましょう。運動をすることで血流が促進され、身体が温まることによってしびれのような感覚に悩まされることが少なくなります。身体を動かすのが苦手な人は、まずは軽めのストレッチなどから始めてみましょう。運動にはストレスを軽減する効果もありますから、更年期障害によくありがちな自律神経の乱れを緩和することもできますね。

冷えの対策を徹底する
身体が冷えると血流が滞り、しびれの要因をつくってしまいます。また、冷えは身体の抵抗力を下げたり、自律神経の乱れにも繋がります。手足や指先のしびれが気になる人は、なるべく温かい飲み物を飲んだり衣服で体温調節をしたりして身体を温めるようにしましょう。入浴の際も、できればシャワーだけではなくてしっかり湯船に浸かって身体を温めてくださいね。

更年期障害に効く漢方薬を使う
漢方薬は、更年期障害のようにハッキリとした原因や病原菌が特定されない症状と相性が抜群です。血行不良や身体の冷え、自律神経の乱れなどに効果をもつ漢方薬を使ってみましょう。更年期障害には桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)や加味逍遙散(かみしょうようさん)などの漢方薬がポピュラーですね。念のため薬剤師や医師に相談して、自分に合った漢方薬を処方してもらいましょう。

writer:さじや

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