最終プロテストへ大きな収穫　ベストアマ吉田鈴は“4度目の正直”へ自信「やり切った」

＜NOBUTA GROUP マスターズGCレディース　最終日◇20日◇マスターズゴルフ倶楽部（兵庫県）◇6506ヤード・パー72＞

今月の29日から始まる日本女子プロゴルフ協会最終プロテストへ、その参加者のひとり吉田鈴が弾みをつけた。最終日は「75」と落としたものの、アマチュア勢で唯一の決勝ラウンド進出者だったこともありベストアマを受賞。「結果以上に内容が良くなっていて、やり切ったなという感じはあります」と、その言葉も力強い。
特に手応えを覚えているのが、4日間平均で『29.75』だったパッティング。「課題だったけど、自分の思ったところに打てる回数が以前よりすごく多くなっていて、自分では満足してます」。一打が大きく結果に影響するプロテストを前に、大きな手土産を持って帰ることができる。

最終テストまでコマを進めるのは今年で3度目。初挑戦だった21年は合格ラインに1打届かず、22年は2打差で涙をのんだ。昨年は2次敗退となったが、今年はこれが8試合目のレギュラーツアー出場で、予選通過は6試合。7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」では10位に入っている。積める準備は積んできた、という印象だ。

その最終プロテストが行われる茨城県の大洗GCは、2年前の会場にもなっていただけに、そこもアドバンテージになる。「コースは分かっているので、コンディション、体調管理をしていければ。ショット、パットの調子は悪くないので、それをキープしていければ大丈夫かなと思います」。プロトーナメントでの経験、実績は十分。あとは最後のカベを乗り越えるだけだ。