
<ACNチャンピオンシップ 3日目◇5日◇三木ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6993ヤード・パー71>
ツアー初優勝を目指す兵庫県宝塚市出身の竹安俊也が4バーディ・ボギーなしの「67」で回り、首位と3打差のトータル14アンダー・3位で最終日を迎える。「先々週、先週とアイアンの調子が悪かったのですが、今週の練習日に調整をして良くなってきました。上位争いができるぐらいのショット力がついてきていると思います」と納得の表情を浮かべる。
その調整で気をつけたことがある。「まっすぐの球を練習していましたが、スライスを打ったりフックを打ったり球を操作する練習がコースで生きてきています。実戦で使えています」。この練習のおかげで、ボールをコントロールすることができるようになり、スコアにも結びついた。
ホールアウト後には、大会を放送する関西テレビの中継アンバサダーに就任した、関西発の7人組アイドルグループ「WEST.」の濱田崇裕さんからインタビューを受けた。「めっちゃイケメンでした! ゴルフをやっていると聞いたので、1回どんなものなのか見てみたい(笑)」と、報道陣を笑わせた。
そのインタビューでは、スライスとフックを交互に打つ練習を伝授。「腰の低い、めっちゃいい人やなって思いました。すごく下から話してくれたので。機会があれば、一緒にプレーしてみたいですね」と、交流を深めることもできた。
最終日は、妻が実家のある青森県から息子さん2人を連れて応援に駆け付ける予定。さらに、来週の12日には32歳の誕生日を迎える。「自分のゴルフをできる自信があるので優勝争いを楽しみながらできると思います。優勝してみんなで家族写真を撮るのがすごく夢ですね。それはやってみたいです」。青写真のイメージはバッチリだ。(文・神吉孝昌)