ツアーデビューを果たした16歳プロ 香川友が見せた“大器の片りん”

<ACNチャンピオンシップ 初日◇3日◇三木ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6993ヤード・パー71>

降雨の影響でスタートが遅れ、第1ラウンドが順延となった国内男子ツアー。今年3月、史上最年少(15歳7カ月)でプロ転向した香川友がツアーデビュー戦を迎えた。15ホールを消化して、3バーディ・3ボギー。イーブンパー・55位タイで初日の競技を終えた。
「普段と変わらなくて、楽しく回れました」と物怖じせず、プロとして堂々としたプレーを見せた。

ツアー94勝のレジェンド・ジャンボ尾崎を師匠に持つ16歳は、身長176センチ、105キロと恵まれた体格の持ち主。一番の魅力はその豪快なドライバーショットだ。1番のティショットでは、300.2ヤードをマークした。並みいるツアープロたちのなかで、105人中25位。“大器の片りん”を見せつけた。

雨の中、厳しいコンディションで行われた一日を振り返って、「パターがかなり入ってくれたので、助かりました。あとアプローチなどをもっと寄せていけたらスコアが伸びるのかなと思います」と満足はしていない。

同組でプレーをした36歳のホストプロ・中西直人は、「本当に素晴らしい。香川君は距離が出るし、思い切りもいい。パターも上手いし、とにかく我慢強い。すごく伸びしろがあるなと思いました」と褒めたたえた。

4日は第1ラウンドの16番から再開。天候に問題がなければ第2ラウンドも続けてプレーするため、長丁場となる。「(初日は)イーブンでとりあえずいいかな。2日目はもっと伸ばしたい」。ツアーデビュー戦で“爆発力”を見せつけることはできるのか、注目だ。(文・神吉孝昌)

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