メジャー連勝の竹田麗央が今年の米ツアー予選会参加の可能性を示唆 「ギリギリまで考える」

<日本女子オープン 最終日◇29日◇大利根カントリークラブ 西コース(茨城県) ◇6845ヤード・パー72>

竹田麗央が、9月上旬に行われた「ソニー 日本女子プロ選手権」に続き、この「日本女子オープン」も制した。これで名実ともに“日本一のゴルファー”になったが、この勝利が21歳の心を大きく動かすことになるかもしれない。
それが米国行きについてで、それを後押しするのが、複数年シードの存在だ。竹田は選手権優勝ですでに3年間の複数年シードを手にしているが、同一年のメジャーで2勝を挙げ、それが5年間に“グレードアップ”された。

この日の優勝会見で、この複数年シードが米国行きを後押しするかという質問が出ると「アメリカに行きたいと思っているので、今回の優勝はすごく良かった」と回答。ただ選手権優勝時には、“将来的に”という話も出ていたが、今回は少し違っていた。

米国行きの質問が続くなかで、「まだ決まっていないですが、複数年シードを取れたことで今年やってもいいかなと思っている」と、迷える心境を明かす。現在、世界ランク30位につける竹田は、今年12月5~9日に米アラバマ州で開催される最終予選会からの出場が可能となる。そのエントリー締め切りは米東部時間10月8日午後5時(日本時間10月9日午前6時)に迫っているが、「ギリギリまで考える」とも示唆した。

国内女子ツアーの複数年シードは、10年間であれば選手の任意のタイミングで行使することができる。つまり竹田は、2034年までは日本での出場権の心配をすることなくプレーをすることも可能だ。現在、米国で旋風を巻き起こすドジャース・大谷翔平の話を振られると、「アメリカで活躍しているのがかっこいいので、私も頑張りたい」とも話した。

すでに明愛、千怜の岩井姉妹も今年の最終予選参加を表明。原英莉花や神谷そらは、10月15~18日に米フロリダ州で行われる予選会から最終行きを目指す意思を明かしている。竹田がどのような決断をくだすのかに、注目が集まる。(文・間宮輝憲)

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