「すごくいいショット」でホールインワン達成 永野竜太郎は“親友”とともに2週連続のV争いへ

<パナソニックオープン 2日目◇20日◇有馬ロイヤルゴルフクラブ(兵庫県)◇7100ヤード・パー72>

先週の「ANAオープン」で優勝争いを繰り広げ、惜しくも2位で終えた36歳の永野竜太郎は、14番でホールインワンを達成。「すごくいいショットでしたね。寄ってくれたかなと思って、キャディバッグのほうに歩いていたら『入った』と言われた」。カップインの瞬間は見ることができなかったが、納得の一打が歓喜につながった。さらに大会主催者側から贈られる30万円もゲットし、意気揚々と週末に向かう。
このエース以外にも、6バーディ(2ボギー)を奪い「66」をマーク。トータル11アンダー・6位タイに浮上した。先週は首位で週末に入ったが、またしてもチャンスにつくことができた。

「前半はちょっと苦しい流れでしたけど」と出だしはボギー発進だったが、そこからはポンポンとスコアを伸ばしていく。前半の最終9番では7メートルのバーディパットもねじ込んだ。「いいのが入ってくれて、そこからすごく流れがよくなった。ホールインワンはおまけでしたけど、この2日間いい感じにできているかなと」。先週からの好調子は続いている。バックナインではボギーなしで5つ伸ばした。

報道陣の取材を受けているとき、近くには次に取材対象となっていた同組で仲の良いソン・ヨンハン(韓国)が待機していた。永野の取材前に、ホールインワンの記念撮影をしていると「竜太郎くんもっと笑って!」などヨンハンが声をかけるシーンも。「普段から仲がいいし、もちろん二人ともこけることなくこの2日間できた」。

取材中にはヨンハンが永野に「長い、長い! お腹空いているから! おしゃべり!」とちゃちゃを入れるなど、2人の間に笑顔は絶えない。「ラウンド中ももちろん、途中の流れで、お互い苦しい場面も来る。そういうときは、なかなかこういう感じにはなれないですけど、いい感じで2人とも回れたのはよかった」。その“戦友”はトータル13アンダー・3位タイ。3日目も同じ組でプレーすることも決まった。

今回のコースは2021年に「関西オープン」が行われた場所。当時は初日、2日目を首位タイで終えたが、3日目に2位に後退すると、結果的に5位タイという成績で終えている。

「そのときよりもいい感じでプレーできている感触ある。ラフに入ると長いんですけど、そのなかでもドライバーで対応してフェアウェイキープもできている。その辺は21年のときよりは上手くコースと向き合えているのかなと思います」

その時のリベンジにも燃える。いいイメージを保ったまま、最終日に初優勝が狙える位置にいるためにもスコアを伸ばしていきたい。(文・高木彩音)

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