赤ちゃんの鼻水、吸引のやり方
専門家の回答
鼻水は体に侵入してきた細菌やウイルスを排出する役割があり、悪いものではありません。
特に赤ちゃんの鼻の中の粘膜は敏感なので、大人より空気の乾燥や気温の変化に反応しやすく、鼻水も出やすくなります。
でも、鼻水をとらずにそのままにしておくと、鼻の中で細菌やウイルスが繁殖して副鼻腔炎や中耳炎になってしまうことも。
それに、赤ちゃんは基本的に鼻呼吸をしているので、鼻がつまってしまうと呼吸がしづらくなり、息苦しさで眠りが浅くなってしまうこともあります。
赤ちゃんは自分で鼻水をとることができないからこそ、こまめに鼻水を吸引してあげることが大切です。
赤ちゃんの鼻水を吸引する道具
赤ちゃんの鼻水を吸引するための道具は、薬局や赤ちゃん用品店にも売っています。スポイトタイプ、電動タイプなどがありますが、使いやすい方を使うといいですね。
赤ちゃんの鼻水を吸引する時に気をつけたいのは、チューブと鼻の穴の間に少し隙間を開ける事。鼻が詰まっている時、急激に圧をかけて吸ってしまうと、鼻の奥でつながっている耳に影響が出てしまうことがあります。
一気に吸うのではなく、弱くこまめに吸引してあげてください。
赤ちゃんの鼻水をママが直接吸い取る
赤ちゃんの鼻に大人が口をつけて直接吸い取る、というママもいるようですが、これは感染の危険性もあるので要注意。
赤ちゃんが本当に苦しそうで、どうしても吸引器がない時など、どうしてもという時に限った方がいいですね。
口で吸う方法は、吸わない方の鼻の穴を押さえて、もう片方の鼻の穴から鼻水を吸うというもの。吸った後は、鼻水を吐き出して、ママも必ずうがいをしてくださいね。
赤ちゃんの鼻水をティッシュで取る
まだ鼻をかめない赤ちゃんですが、ティッシュで取るという方法もあります。
まず、ティッシュやガーゼを縦に2回折り、細長い4つ折りの帯状にします。
ティッシュを人差し指にかけ、ティッシュの向こう側を短く、手前を長くなるように持って、短い方の部分が鼻水に少し触れるよう、鼻の穴に軽く当てます。
人差し指は鼻に当てたまま、もう片方の手で短い方のティッシュの端を下に軽く引っ張ります。
こうすると、赤ちゃんのネバネバした鼻水が引っ張り出されるんです。
文字だとわかりにくい時には、「お鼻スルスル」とか「鼻水 裏技」と動画を検索すると色々出てくるので、探してみてくださいね。
ただし、何度もやっていると鼻の下が肌荒れを起こしてしまうことがあるので、ワセリンやクリームを塗ってあげてください。
なかなか止まらないときは病院へ
鼻水がなかなか止まらない、呼吸が苦しそう、といった時には、無理をせずに病院つれていきましょう。
私の体験談ですが、大丈夫だとほったらかしにしている間に、子どもが鼻をすするようになってしまい、中耳炎や肺の炎症につながってしまうことがありました。
鼻水とはいえ、油断は禁物です。
赤ちゃんの鼻水は、よくあること。上手に吸引したり、ティッシュで取ったりして、スッキリさせてあげてほしいと思います。
(保健師：中見 真琴）
先輩ママの経験談
保育園に行くようになってから、鼻水が良く出るようになったので「メルシーポット」という電動の吸引器を購入しました。病院の先生から、鼻に差し込んで上下にするだけでよくとれると教えてもらいました。どろんまま 0歳のママ
吸引するととても嫌がるので、ティッシュで鼻を拭いていましたが、大人しくしているときは細長く折ったティッシュを鼻の下において沿わせるようにして鼻水を取っていました。よっさん 1歳10ヶ月のママ
メルシーポット！ちょい高ですが、2歳になった今もかなり助けられています。鼻が詰まると、寝ているときも起きてしまったり、グズったりするので、ずずずずーっと吸引します。まるたろうママ、2歳のママ
口で吸うタイプの吸引器を使用していましたが、ひどいときは迷わず耳鼻科・小児科に行っていました。たいちまま 4歳、2歳のママ
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