13歳・須藤弥勒はグリーンで苦戦 6オーバー発進に「完璧な自分を見せられなかった」

<ゴルフ5レディス 初日◇30日◇ゴルフ5カントリーみずなみコース(岐阜県)◇6559ヤード・パー72>

先週の「ニトリレディス」ではトータル19オーバーの118位と洗礼を浴びた13歳・須藤弥勒(すとう・みろく)。ツアーデビュー2戦目となる今大会は所属先であるゴルフ5の冠大会とあって、気合い十分で臨んだが、またもプロツアーの壁に跳ね返された。
スタートホールの1番パー4では才能の片りんを見せた。ティショットをフェアウェイに置くと、7番ウッドで放った170ヤードからの2打目が約3.5メートルに。「ちょっと大きい番手を持っていたので、ミスっても大丈夫という保険があった。(グリーンの)傾斜がすごくあったので、合わせにいったショットでした」。マネジメントも奏功し、このチャンスパットを沈めて幸先良くバーディを奪った。

だが、続く2番で落とし穴。「左に打って、しばらく探してもボールが見つからなくて…。急いでいて動揺してしまいました」。3打目の番手選択を誤ったことでダボを打ち、リズムを崩した。その後は5番から3連続ボギーを喫するなど5つスコアを落として「78」。6オーバー・107位と出遅れた。

「ショットは良かったんですが、入るべきところでパターが入らないし、ショートパットが決まらなくて。ラインの読みよりも、打ちきれていない部分が多かった」と、経験したことがないほど重いグリーンでタッチを合わせられなかった。

「遠方からいらした方もいると思うんですが、完璧ないつも通りの自分が見せられなかったので、申し訳ないなと思いました」

初日終了時点のカットラインとは7打差。予選通過は厳しい状況だが、それでも前を向く。「できる限りパッティングを直していきたい。ショットはいつも通り、そのまま変えません」。

負けず嫌いの13歳は内容だけでなく、結果も求める。ホステス大会で爪痕を残せるか。プロトーナメントで経験することのすべてが、天才少女の血となり肉となる。

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