
<Sansan KBCオーガスタ 最終日◇25日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7274ヤード・パー72>
国内男子ツアーの最終ラウンドが終了した。LIVゴルフを主戦場としている香妻陣一朗がトータル19アンダー・首位に並んだ小斉平優和をプレーオフ(18番パー5)で破り、2年ぶりのツアー3勝目をつかんだ。
1ホール目をともにパーとして迎えた2ホール目。香妻のティショットは左ラフへ。小斉平はボールを大きく右に曲げて、痛恨のOBを喫した。2打目、3打目も同じく右に行き、まさかの“OB3連発”。ティイングエリアでほぼ決着がついた。
意気消沈する小斉平を尻目に、香妻はしっかりとパーオン。2パットで沈めて2020年以来「東建ホームメイトカップ」以来のツアー3勝目を果たした。
敗れた小斉平はツアー初優勝まで目前に迫ったが、プレーオフの乱調で涙をのんだ。トータル18アンダー・3位タイに鍋谷太一とショーン・ノリス(南アフリカ)、トータル16アンダー・5位タイには大岩龍一と石坂友宏が入った。
アマチュアで唯一決勝に残った丸尾怜央(日章学園高3年)は、トータル6アンダー・29位タイでローアマを獲得。石川遼は「71」をマークし、トータル1アンダー・56位タイで4日間を終えた。