明愛が決勝進出、千怜は予選落ち 岩井ツインズの明暗分かれたグリーン上

<AIG女子オープン 2日目◇23日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>

岩井ツインズの明暗が分かれた。姉の明愛はトータルイーブンパー・21位タイで決勝へ。妹の千怜はトータル7オーバーで予選落ち。姉妹そろって“聖地”4日間のラウンドとはならなかった。
明愛は5バーディ・3ボギーの「70」をマーク。「まさかアンダーで回れるなんて思っていなかったのでうれしいです」と笑みがこぼれた。午前中は比較的落ち着いたコンディション。「風が無かったので、影響なくプレーができたのかなと思います」と話した。

その後、時間を追うごとに強い風が吹くも「きのうも経験しているので、そこが生きたのかなと思います」と風への“免疫”をつけたことで落ち着いてプレー。「ショットはそんなに(チャンスに)ついているわけではないですが、パットが入ってくれました」とグリーン上で安定感を見せた。決勝へ向けて「自分のプレーに集中」と普段通りを強調した。

明愛とは対照的に、千怜はグリーン上で大苦戦。「パッティングで体は揺れるし、振りかぶった時に風が吹いたりしてめっちゃ難しかった」と強風の影響でアドレスもままならず、3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「75」を叩き、トータル7オーバーで予選落ちとなった。

この日のパット数は『37回』。「アドレスしてもすぐ打てない。かなりパーオンはしていたんですが、3パットをめちゃくちゃして…。14番では4パットもしました」と唇をかんだ。14番パー5はエッジまで233ヤードのセカンドショットを3番ウッドで2オンさせたが、そのチャンスをパットでふいにしてしまった。

「ショットは耐えられたんですが、乗ってからは全く…」とグリーン上を敗因に挙げた千怜。それでも「初めてこの風の強さを経験できて、こんな日もあるんだということを知れた」。新たな収穫を手にした2日間を前向きにとらえた。(文・齊藤啓介)

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