ブレない球は突然に… 勝みなみは思わぬ“偶然”で「めっちゃいい球が出た」

<AIG女子オープン 事前情報◇21日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>

先週の「ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン」では風に翻弄され48位タイと苦戦した勝みなみ。たっぷりと難コンディションを経験し、いざ今季メジャー最終戦へと挑む。
今年はセント・アンドリュースが戦いの舞台。ゴルファーなら一度は回ってみたい憧れの地。ただ、勝にとっては感動より“驚き”が上回った。「コースとコース、あとグリーンが繋がっていたりとか日本やアメリカにはないのですごく新鮮」。ダブル・フェアウェイにダブル・グリーン。“聖地”ならではのレイアウトが一番印象に残ったようだ。

先週の舞台、ダンドナルド・リンクスは「もっと狭くて、もっと風もあった」と試練の連続だった。そんな過酷な4日間を戦い抜いたからこそ「風に慣れて回りやすくなった」と強風への“免疫”をつけた。さらにキャディのミック・シーボーン氏の存在も心強く、「ミックは打ってはいけないところ、ここに打った方がいいと分かってくれているので、全部お任せしてコミュニケーションを取りながら頑張っていきたいと思います」。全英への準備は整った。

2週続けてタフなコンディションでの戦いとなるがゴルフの調子は、「そんなに悪くない」。というのも練習ラウンドで思わぬ“偶然”があったからだ。ティショットを打つ前に、ドライバーの可変式スリーブ、いわゆる『カチャカチャ』を調整していたところ自分の番に。慌ててしまい、いつもよりロフト角が付いたポジションでネジを締めてしまった。ところが「もういいやと思って打ったらめっちゃいい球が出た」。こんな経緯で先週に比べてティショットに「ブレ」が無くなったと笑顔を見せた。

練習日の段階から冷たい雨風が吹き荒れ、タフなコンディションが続いているなか、「風が吹くと、いつもスコアを叩いてしまうが、先週は悪くないゴルフができたので、やれるんじゃないか」と自信を覗かせる。「耐えながら少しづつバーディを重ねて、4日間回りたい」と道筋を立てた。(文・齊藤啓介)

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