同い年の松山英樹が挙げた“米10勝目”で石川遼が感じたこと 「世界で戦いたい」選手に大きな影響

<Sansan KBCオーガスタ 事前情報◇21日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7274ヤード・パー72>

1週間のオープンウィークが明け、暑い芥屋にやってきた石川遼。前戦の「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~」では予選落ちを喫し、2日目のラウンド後には日が暮れる午後7時頃まで“居残り練習”に取り組んでいたが、改めてこのオフには自分、そして課題と向き合ってきた。そして今週は新たな気持ちで挑んでいく。
「モヤっとしたまま打つのが僕には1番良くない」。クラブ選択、グリーンの狙い方など、迷いのなかでプレーしていたことで発揮できるパフォーマンスに影響が出ていた。「悩んだら どっちにするのか、しっかり悩んで決めていけたらいいなと思います」。限られた時間のなかで、納得いく答えを出したうえで自信をもってショットを打つことが今週のテーマのひとつになる。

先週は米国男子ツアーで、ポイントランク上位者しか出場できないプレーオフシリーズが幕を開けた。初戦となる「フェデックス・セントジュード選手権」では、同い年の松山英樹が節目となるツアー通算10勝目を挙げた。この勝利はプロゴルファーを目指す選手たち、若手をはじめとしたプロゴルファーたちに大きな影響をもたらす、と石川は考えている。

プロを目指しているアマチュアも、日本ツアーで戦っているプロにも「世界で戦いたい」という海外志向を持つ選手がいる。それは石川の目に「英樹がアメリカであれだけ長い間トップにいることがすごく大きな影響を持っていると思う」と映っている。2014年から米ツアーを主戦場に戦い続け、いまでは世界トップクラスの選手の一員。そんな松山が見せる“米戦記”は、日本のゴルファーに勇気と刺激を与えていると考える。

「僕の年代は、丸山さんら先輩方がアメリカで戦っている姿を見て、日本のメディアでも取り上げられて、目や耳にそういった情報が入ってくるという環境があった」。自身が若いころから、世界で戦う日本人選手の姿を見て影響を受けたひとり。だからこそ、この松山の活躍に当時自分が感じていた気持ちが重なったのだ。

日本で戦う石川も今年の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」でツアー19勝目を飾っている。そして今大会は2016年に制しており、一度勝っているコースだからこそイメージは悪くない。松山の勝利を刺激に、ここ芥屋の舞台で今季2度目の優勝カップを掲げたい。(文・高木彩音)

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