“契約フリー女子”の川崎春花さん、なぜボールだけ契約しているんですか?

「CAT Ladies」で2位に3打差をつける圧倒的な強さで今季3勝目をマークした川崎春花。クラブ契約はフリーだが、唯一契約を結ぶギアがある。ブリヂストンスポーツのボール『ツアー B X』がそうだ。なぜ使用しているのかを本人に直撃した。
「(ボールはBS契約だが)高校時代に初めて使ったんですけど、成績が良かったのでそこから使わせてもらってます。パターでもいいコロがりをするので信頼しています」

それだけではない。決め手となったのはショートゲームでイメージ通りの弾道が打てる点だった。「アプローチで思った通りのスピン量やスピードで打てるので、特に気に入っています」。いくらスピンが入っても、かかりすぎて戻ってしまっては意味がない。イメージ通りに打てることで、距離感を合わせやすいのだろう。

今年1月に発売された最新モデルで3勝を掴んでおり、ブリヂストンスポーツの女子ツアー担当は次のように話す。「前作と比べても打感が柔らかくなっていて、アプローチでも問題ないということで、川崎プロは春先から使っています。打感が柔らかいとフェースに乗っている時間が長くなり、アプローチで距離感が合いやすいのだと思います。新作はよりスピンがかかるということで、今季は同じツアー系ボールでも『ツアー B XS』からより強い球が出る『ツアー B X』に移行したプロが多かったんです」。

他に川崎が評価している点は飛距離性能だという。

「『昨年よりも飛距離が少し出ているのも気に入っています』と川崎プロは評価していて、飛距離性能も彼女がこのボールを使用する理由になっています。『XS』より『X』の方がボール初速が高いので、ドライバーでも飛んでいます。ショットメーカーの彼女にとっては、飛びは少しでも欲しい性能。アイアンで低スピンになりすぎずにグリーンに止められるのもいいのでしょう」(ツアー担当)。打音は『XS』が少し低い音で、『X』は高い音が特徴だという。

信頼する使用ボールを手に川崎がどこまで今季の勝利数を重ねるのか目が離せない。

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●ウェッジはいろいろなヘッドやソール形状があり、悩んでしまう。アプローチに悩む人には関連記事【フェースを開いて激スピンで止める? ザックリを防いでミスなく寄せる? 最新ウェッジ30機種を完全解剖】がオススメ。これでピッタリモデルが分かる!

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