
<パリ五輪 3日目◇9日◇ル・ゴルフナショナル(フランス)◇6374ヤード・パー72>
ニュージーランド代表の27歳、リディア・コが6バーディ・2ボギーの「68」。トータル9アンダー・首位タイで最終日に向かう。
「きょうは風が強かったけど、全体的には堅実なプレーができました。最終組にいたにもかかわらず、雰囲気をうまく受け入れることができたし、とても楽しかったです」
オリンピック期間中は、競技に専念するためにインスタグラムの更新をやめる決意をしたリディア・コ。2日目の夜は、体操女子のシモーネ・バイルズ(米国)のドキュメンタリー「RISING」を視聴した。「とても感動的でした。彼女がどのような状況を経験しているのかはすべては分からない。でも、多くの人に刺激を与えたと思いますし、私も大いに刺激を受けました」。
そして、そのドキュメンタリーで印象的だった言葉をヤーデージブックに書き残した。「自分で結末を決める」。
112年ぶりに五輪競技に復活した2016年のリオデジャネイロ五輪で“銀メダル”、3年前の東京五輪では“銅メダル”を獲得。今大会で“金メダル”を獲得することができれば、メダルをコンプリート。さらに、米国女子ツアー(LPGA)の殿堂入りを果たす。
「私は2つのメダルを持っているので、失うものは何もないと思っている。私は自分のすべてを捧げて、100%で試みるつもり」。3大会連続の最終日最終組から頂点を目指す。