ローマは30日、ユヴェントスからU－23アルゼンチン代表FWマティアス・スーレが完全移籍加入することを発表した。
クラブは契約期間、移籍金ともに公表していないものの、『スカイ・イタリア』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏の情報によると、スーレは2029年6月30日までの5年契約を締結したという。移籍金はボーナスなども含めると最大で3000万ユーロ（50億円）の見込みだ。
また、背番号は「18」に決まった。これは、ローマが3度目のスクデットを獲得した2000－01シーズンに母国の偉大な先輩でもあるガブリエル・バティストゥータ氏が着用していた番号。翌2001－02シーズンから2005－06シーズン途中までは、元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノ氏が背負っていたことでも知られている。
スーレは2003年4月15日生まれの現在21歳。アルゼンチン出身ながらイタリア国籍も保持しており、16歳にしてベレス・サルスフィエルドのユースからユヴェントスのアカデミーに加入した。イタリア屈指の名門で着実にステップアップを果たすと、2021年12月に行われたセリエA第15節サレルニターナ戦でトップチームデビュー。2023年3月に行われたセリエA第26節サンプドリア戦では、“ビアンコネロ”のユニフォームを身に纏っての初ゴールを記録した。
2023年夏にはフロジノーネへのレンタル移籍を経験。2023－24シーズンが開幕した直後の加入だったものの、武者修行先のフロジノーネでは主戦場の右ウイングで主力に定着。出場可能な公式戦全39試合に出場して11ゴール3アシストを記録していた。
2023－24シーズン、ローマはセリエAを6位で終え、新たなシーズンはヨーロッパリーグ（EL）へ参戦する。今夏の移籍市場では、AZを退団したオーストラリア代表GKマシュー・ライアンをフリートランスファーで迎え入れたほか、ユールゴーデンからスウェーデン代表DFサミュエル・ダール、ライプツィヒからスペイン人DFアンヘリーニョ（※2023－24シーズン途中からレンタル移籍加入中）、レンヌからフランス人MFエンゾ・ル・フェーらの完全移籍加入も発表。今後の去就は不透明だが、浦和レッズへレンタル移籍していたノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンらのレンタルバックも決まっている。
【動画】ローマがスーレの完全移籍加入を正式発表！
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