吉田優利はV圏内で週末進出 後半戦出場権確保に「もっと伸ばしたいのが本心」

<CPKC女子オープン 2日目◇26日◇アールグレイGC(カナダ)◇6709ヤード・パー72>

後半戦の出場権を手にする戦いに挑んでいる吉田優利が、2日連続の1アンダーをマークし、トータル2アンダーの7位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
カナダのナショナルオープンはコースの難易度もさることながら、強風に悩まされる選手が続出した。2日目を終えて通算アンダーパーはわずか15人。そのなかで吉田は着実にスコアを伸ばした。

今大会は会場形状のため1番と11番のスタート。この日11番スタートとなった吉田は出だしをボギーとすると14番でもボギーでいきなり2つ落とした。ところが15番から3つのバーディを奪い返しアウトコースに向かうと1、2番でもバーディ。その後は2ボギーとしたが、5バーディ・4ボギーの「70」出回り、首位と4打差の好位置で予選を駆け抜けた。

そんなサバイバルのなか、日本勢トップの成績で週末に進む。ホールアウト後には大会を放送するWOWOWのインタビューに答え、「今日は最初のほうはドライバーが結構散らかっていたので1日どうなるかなと思ったんですけど、結果的にアンダーで回れてよかったです」と、及第点のゴルフに笑顔も見せた。

ラフも日に日に伸びるなか、スコアメイクのポイントに挙げるのがフェアウェイキープ。この日は初日の12回から6回に半減したが、「ショートパットが結構入っているなと思っていて、そのぶん自信を持って打てます」と、しのぎながら耐えることができたのも決勝ラウンドにつながる。

「調子自体はそんなに悪くなかったので、チャンス待ちかな」とコース状況と自身の調子を把握しながら、回ることができている。「自分が思っていた以上に風が吹いてきてしまって難易度も高くなっているなと思いました」と終盤は強くなる一方の風の影響もあり伸び悩んだが、米ツアー初の上位争いでの決勝進出には自身のなかでも期待が大きい。

苦しんだ序盤から中盤を経て、出場優先順位を見直す第2回リシャッフルが次戦終了後に行われる。後半戦の出場権確保に向けて。「もっと伸ばしたいのが本心ですし、そのためにも精度の高いゴルフを求められていると思うので、そこをしっかりマネジメントしながら自信を持って」。目指すは上しかない。

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