アプローチの逆転の発想! 普通は開いて閉じるけど…閉じて開く『裏打ち』でスピンが入る

「ゴルフスイングには表と裏がある」。YouTubeで魔法のようなウェッジさばきを見せる伊澤秀憲は語る。アプローチでフェースを開いて構え、それを閉じながらインパクトする『表打ち』に対し、フェースが左を向くくらい閉じて、それを開きながらインパクトする『裏打ち』。プロテスト合格を目指す藤川玲奈に伊澤が『裏打ち』をレッスンする。

【伊澤】まずは何も考えずにフェースを閉じて構えて打ってみましょう。

【藤川】まだ何も教わってないのに、引っかけそうで引っかけないです。
【伊澤】上手いです。これが面白いところで、左に行きそうだから、無意識に返そうとはしないんです。

【藤川】上げ方が分からないです。

【伊澤】アウトサイドに上がっているので、そのままでいいですよ。

【藤川】初めてこんなに低い球を打てました。

【伊澤】フェースを開いて当てているはずなのに、低く出てスピンも入る。何だこの感覚は?って思いますよね。クラブって開いてしまうと戻すのはすごく難しいんです。それがアドレスで閉じていると、トップまでのクラブの挙動が安定して上手く当たる。しかもバンスが使えるから、逆目のライでもヘッドが突っかかりません。フェースに乗るので低く出てスピンもかかるんです。

【藤川】初めての打ち方でしたけど、練習したら試合で使えそうです。
■伊澤秀憲
いざわ・ひでのり/ 1991年生まれ、神奈川県出身。2020年にプロコーチの森守洋氏のYouTubeで「世界一のアプローチ技術を持つ男」として紹介され、その常軌を逸したテクニックが注目を集める。現在はツアープロやジュニアを教えながら、自身のYouTube『アンダーパーゴルフ倶楽部』でレッスン動画を配信している。叔父は伊澤利光。

■藤川玲奈
ふじかわ・れいな/ 2003年生まれ、福岡県出身。プロテスト合格を目指しながら、『マイナビネクストヒロインゴルフツアー』に参戦している。使用クラブはヨネックス、ウェアはミヌエール。
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●伊澤のアプローチの引き出しは何百種類にも及ぶ。関連記事【バリエーションが豊富すぎる! 伊澤秀憲のスピンアプローチを動画でお届け】では、『裏打ち』を含む4種類のスピンアプローチが動画で見られる。

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