五輪の地も満喫 山下美夢有は“エビアン初”のチップ・イン・イーグルも奪取「本当にびっくり」

<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇9日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>

3週前の海外女子メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」を2位タイで終え、その結果、逆転でパリ五輪の日本代表メンバーに選ばれた山下美夢有。フランスで行われるメジャー大会とあって、“五輪の地”も訪れた。
先週フランスに入ると、まず金曜日にパリで観光を楽しんだという。「エッフェル塔とか、ベタな観光。オリンピック中は行けないので、行けてよかったなと思う」と笑顔を見せる。「凱旋門にも。ちょっとワクワクした感じ。もうどこでも“映える”みたいな。エッフェル塔から少し離れたところで写真も撮りました」と楽しそうに振り返る。

充実のオフを終えると、土曜日にエビアン入り。そして月曜日から会場で練習ラウンドをおこなっている。昨年も出場しているが、「今年も相変わらず難しいっていう印象でしたね」とその印象を話す。特に「難しい」というのがアンジュレーションの効いたグリーン。ここを警戒している。さらにフェウェイは「狭くて、傾斜が強いので難しいなと思いました」。ティショットを打つ位置などによってうねりの強いフェアウェイも厄介だ。

「とりあえず距離が長いホールとかはあまりピンサイドに打たないようにして、グリーンの傾斜も強いので、縦距離が大事になってくるかなと思います」と攻略法をイメージする。「砲台グリーンも多いので、アプローチとかも難しいなと思います」。今回のキーはグリーンを狙うショットで、ミスをしたときのリカバリーも重要視する必要がある。

月曜日、火曜日と練習ラウンドを行ったなかで、おもいがけないうれしいできごとも。18番パー5で残り80ヤードほどの3打目を52度のウェッジで打つと、見、事直接カップイン。その場で両手を上げ、喜びを表現した。

昨年も出場しているが、この会場では練習ラウンドを含めイーグルを奪ったのは初めてだった。「本当にびっくりしました」と目を見開き笑顔を見せる。「練習ラウンドで入ってくれたので、試合も入ってくれたらいいな(笑)」。これを“吉兆”にしたい。

今大会2度目の出場となるが、「まずはし上位で戦えるようにしたいっていうのと、もう後半戦も始まっているので、 まずはしっかり1勝できるようにしたいなと思っています」と目標を掲げる。山下にとって、パリ五輪前の試合は、ここと来週の日本ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」を残すのみ。“スポーツの祭典”に自信を持って臨むためにも、残りの2試合で“優勝”を目指していく。(文・高木彩音)

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