最高21.8℃でも「暑いっしょ」 河本結はノースリーブでギャラリー魅了、今季10度目のトップ10

<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 最終日◇7日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6667ヤード・パー72>

猛暑日地点数が今年最多を記録した七夕の日本列島。北海道は別世界の涼しさだったが、冷たい霧雨で体感気温はさらに低下。そんな最終日をノースリーブ姿で河本結が完走した。
この日の最高気温は21.8℃。寒くなかったのかと聞くと、「全然です。暑いっしょ。きょうは気合を入れるために最初からコレって決めていました。袖がないと気持ちよくスイングできる。原色系が好きで、似合っていると声をかけてもらったりすると、すごくうれしいです」。ホールアウト後も元気いっぱいだった。

ミニスカート、トレードマークのリボンも鮮やかなブルーで揃え、「これはたまたまです」とネイルもブルー。一応、用意していたという長袖のインナーは、「苦手だから」と最後まで出番はなかった。

長袖やパーカーなどを着込んだギャラリーの視線をくぎ付けにして、4バーディ・1ボギーの「69」で回った。「最後(18番)のボギーが悔しい。入れてはいけないグリーン手前のバンカーに入れてしまいました」と顔をしかめたが、トータル10アンダーの6位フィニッシュ。2019年のツアー初優勝以来となる2勝目を狙う今季は、これで早くも10度目のトップ10入り。一時のスランプを脱し、復活Vへの準備は整いすぎるほど整った。

生涯獲得賞金は2億296万4709円。155試合目で2億円を超えた。「そうなんですね。うれしい。でも、自分で超一流だと思っている10億円が目標です」。そのために掲げているのが、「すごく意識している」という年間平均ストロークの「70」切りだ。

これまで「70」の壁を突破したのは、19年の申ジエ(韓国)と22、23年の山下美夢有の2人だけ。シーズンの前半が終わった今季の平均ストロークは「70.6664」。プロ7年目の今季に達成できる可能性は十分にある。

次週は試合のないオープンウィーク。人生2度目という東京ディズニーランドでリフレッシュする。「中学時代の女友達6人で行きます。プランは友人任せ。楽しんできます」。ラウンド後の取材もノースリーブのまま。ゴルフはもちろん、プライペードについても熱く語ってくれた。常に全力投球。これなら寒さなんてへっちゃらだ。(文・臼杵孝志)

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