ドルトムントが、ブライトンに所属するドイツ代表MFパルカル・グロスの獲得を狙っているようだ。23日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在33歳のグロスはホッフェンハイムの下部組織出身で、2009年5月にトップチームデビューを果たした。その後はカールスルーエとインゴルシュタットでのプレーを経て、2017年7月にブライトンへ完全移籍で加入した。複数ポジションで起用されながら、2023-24シーズンは公式戦47試合出場で5ゴール13アシストをマークするなど、同クラブでは公式戦通算261試合出場32ゴール52アシストを記録している。
ブライトンで中心選手として活躍していることから、2023年9月9日に行われた日本代表戦で32歳にしてドイツ代表デビューも飾り、現在行われているEURO2024メンバーにも選出されている。そんなグロスだが、現行契約が2025年6月30日までとなっていることから、今夏の移籍の可能性が噂されている。
そして、今回の報道によると、ドルトムントがグロスの獲得に興味を示している模様で、契約期間を2026年+1年の延長オプションか、2027年までの契約にするかを明確にする必要があるものの、同選手自身はドルトムント加入を望んでおり、個人条件での口頭合意に近づいていることが伝えられている。
今後、ドルトムントはブライトンとのクラブ間交渉にも望む予定で、移籍金は700〜1000万ユーロ(約12〜17億円)で話し合われると見られているが、果たして2023-24シーズン限りでロベルト・デ・ゼルビ前監督が退任したことに続いて、グロスもブライトンを離れることになるのだろうか。