「キャディさん、欲しいな~」セルフプレーで捻挫した河野祐輝の切実な思い

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2日目◇21日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

大会初日、36歳の河野祐輝に“悲劇”が襲った。16番から次のホールへ移動する際、キャディをつけずセルフプレーで電動カートを押していると、スプリンクラーのへこみに右足を取られて捻挫。手負いのままプレーを続けてたが、「逆に力が抜けてショットもよくなった」と「64」をマークし2位タイと好発進を決めていた。
プレー後は、アイシングや湿布を張るなどの治療を施し、脚の状態は回復。2日目は雨が降り足元が悪いなか、再びセルフプレーを続けた。「スプリンクラーをめっちゃ“気にしながら、気にしながら”やっているのに1発目から脚を取られそうになったので、『あぶねーー』と思いながらプレーしていました」。捻挫を悪化させることなく完走。トータル11アンダー・5位タイで決勝ラウンドに進む。

予選ラウンド2日間のプレーを終えて、河野の願いはただ1つ。「キャディさん、欲しいな~」。今季はファイナルQTランクは72位で、出場権が降りてきたのが先週。そこから知り合いのキャディ1人に声をかけたが、先約があった。「時間もないし、探すのはもういいかな」。このコースはハウスキャディがいないため、セルフプレーを決めた。

でもプレーをしてみたら、「肩痛いな~、筋肉痛きてるな~、キャディさん欲しいな~と思いながらやってました」。36歳の体には堪えているようだ。

動物のカピバラに似ていることから“カッピー”の愛称で親しまれている河野はつい調子に乗ってしまう性格だそう。「1打1打一生懸命に頑張りたい」。3日目以降も無事にプレーを終えることを祈るばかりだ。(文・神吉孝昌)

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