「プロ生活でもっともタフな一日だった」傷心のマキロイはトラベラーズ選手権欠場へ 

<全米オープン 最終日◇16日◇パインハースト・リゾートNo.2(米ノースカロライナ州)◇7548ヤード・パー70>

10年ぶりのメジャー制覇を目指したローリー・マキロイ(北アイルランド)は一打及ばず、ブライソン・デシャンボー(米国)に惜敗した。デシャンボーがパーパットを沈めるのをクラブハウス内で見守り、そのまま自分の車へと直行。無言でコースをあとにした。
一夜明けた17日午後遅くにマキロイはXで心情を吐露。しばらくゴルフから離れるとし、今週のPGAツアー、シグネチャー大会の「トラベラーズ選手権」を欠場。次戦は前年覇者として挑む7月の「ジェネシス・スコットランドオープン」を予定している。

「昨日はタフな一日だった。おそらく僕の17年近いプロゴルファー生活の中で最もタフだったかもしれない」と苦しい心情を語った。しかし、すぐに「まずはブライソンにおめでとうと言いたい。彼は素晴らしいチャンピオンで、今のプロゴルフ界が必要としている選手。みんなそれには同意することだろう」とデシャンボーに賛辞を送った。

自身のプレーについては、「大会を振り返ると、最終日の16番、18番でパットを外したことなど、悔やむ点がいくつかある。それでもポジティブな点はネガティブな点をはるかに上回る。そう思うように心がけている」と振り返った。

そして10年間メジャー勝利から遠ざかっているが、「メジャー勝利にもっとも近づいていると感じている」と自信は失っていない。

「回復力」こそ自身の力だとし「これまでの17年間、なんども回復してきたから、また回復する」と宣言。ジェネシス・スコットランドオープンと今季メジャー最終戦、ロイヤル・トルゥーンでの「全英オープン」(7月18〜21日)に向けて準備を整えるとした。(文・武川玲子=米国在住)

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