粘り強いゴルフでイーグル締め　五輪代表の座がかかる古江彩佳「ビッグスコアを目指して」

＜マイヤーLPGAクラシック　3日目◇15日◇ブライズフィールドCC（米ミシガン州）◇6556ヤード・パー72 ＞

最終18番パー5で2オン1パットのイーグルで締めくくった第3ラウンド。古江彩佳は1イーグル・2バーディ・2ボギーの「70」で回り、トータル8アンダー・19位タイで最終日を迎える。
大会を中継するWOWOWのインタビューでは「いいところに最初からつけたり、パッティングもいいところから打てたりしたんですけど、なかなか入らずで本当にいっぱい蹴られた1日だった。最後はイーグルパット、ロングパットが入ってくれて、なんとかアンダーで回れてよかった」と一日を振り返った。

この日、ドライバーショットが左に曲がる傾向が多く、調整をしながらのラウンドで「しんどいゴルフ」ではあった。後半は出だし10番パー5でバーディを奪うも、その後はなかなかスコアを伸ばせないホールが続く。「いつ来てくれるかって待っていたんですけど、なかなか来なくて」と我慢のゴルフが続いた。
 
そのなかで迎えた18番パー5のティショットでフェアウェイキープ。しかしグリーンに向かって「難しいラフがかかるフェアウェイだったので、乗せられるかな」と不安があるなかの2打目となったが、「（グリーンに）乗せられて、いい具合で距離もピンと合わせられて」としっかりグリーンを捉えて2オンに成功する。

「最後まで諦めずに、『決めてやる』という気持ちで入ってくれてラッキーだった」と最後まで気持ちを切らさずにプレーしたことで、結果アンダーパーのスコアでホールアウト。トップ20をキープし、最終日は巻き返しを狙っていく。「しっかり集中し直して、あしたもアンダー、ビッグスコアを目指して頑張ります」と意気込んだ。
 
古江は世界ランキングを基にした五輪ゴルフランキングで、現在日本勢2番手。パリ五輪代表の座をかけて畑岡奈紗（20位）、山下美夢有（21位）らと僅差で競り合っている。今月24日の各国代表決定まで今大会を含め残り2試合。結果を残し、差を広げていきたいところだ。