大きな岩もギャラリーがゴロリと移動 そして放ったタイガー・ウッズのショットの行方は?

米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。今年の「全米オープン」の会場となるパインハースト・リゾートで開催された過去の大会で、選手たちが見せた見事なリカバリーショットを動画で公開した。
「パインハーストにはウェイストエリアと松の落ち葉を敷き詰めたような場所がたくさんあります。そのような場所からのナイスショットを振り返ってみましょう」と記された投稿。このコースの砂地はウェイストエリアとされており、クラブをソールすることができるのだ。
 
公開された動画の一つ目はウェイストエリアに佇むタイガー・ウッズ(米国)。目の前の大きな岩に困惑した表情を浮かべていたが、多くのギャラリーが力を合わせてゴロリと移動させた。これは、もちろんルールで認められている行為だ。ルースインペディメント(動かせる障害物)に大きさの定義はなく、一人では動かせないほど大きな岩であっても、移動は可能。ただし半分土に埋まっている岩を掘り起こして動かすことはできない。
 
タイガーのリカバリーショットはグリーンに向かったが、最初のキックが悪く、再びガードバンカーにつかまってしまった。
 
ジャスティン・トーマス(米国)は松の落ち葉の上から打ったアプローチを見事にカップイン。イム・ソンジェ(韓国)は小さな岩がゴロゴロする荒れ地からのアプローチが、あわやカップインというスーパーショットを見せた。
 
リッキー・ファウラー、サヒス・ティーガラ(ともに米国)は右利き用のクラブを使った巧みな左打ちで危機を脱出。ジョーダン・スピース(米国)、ジェイソン・デイ(オーストラリア)も難しいライをものともせず、ジョナサン・ベガス(ベネズエラ)は見事にチップインを決めて、喜びを全身で表していた。
 
この動画を見たゴルフファンは、「凄い! 驚くほど完璧なショットだ」「タイガーはどのコースに行っても象徴的なショットを見せてくれるね」「あぁ、これは私たちがいつも悩まされているライだ」など、様々な感想を寄せていた。
 
はたして13日に開幕する今年の「全米オープン」ではどのようなショットを見ることができるのだろうか。ナイスショットだけではなく、難しいライからのリカバリーショットにも大いに注目したい。

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