「尿漏れ」は夫婦生活の劣化につながる!

くしゃみをしたら、子供をひょいっと抱き上げたら、慌てて走ったら、お風呂上りに着替えていたら…。何気ない瞬間、無意識におきる尿漏れに戸惑ったことはありますか?「尿漏れ」は産後や老化と共に起きやすい症状。ママ友や会社の先輩と「私もあるよ」と笑い話しで済まし、実は深刻に捉えられていないマイナートラブルでもあります。周りの人も「尿漏れ」しているからという理由で安心するのはちょっと待って。本来ないはずのことを年齢や出産のせいにする前に、きちんと治して快適な生活を送りましょう。

意外と多い産後の「尿漏れ」

「尿漏れ」の大きな原因は骨盤底筋の緩み。
骨盤底筋とは、骨盤内にある内臓を支え、膣や肛門を絞める筋肉です。分娩時というのは、この骨盤底筋がダメージを受けて伸びてしまい、産後尿漏れを起こしやすくなるのです。また、通常分娩であれば子供は産道、いわば膣を取って産まれてきます。骨盤底筋のゆるみは、同時に膣のゆるみにもつながり、産後は特に骨盤底筋を整えることで生活の質が上がるのです。

マイナートラブルではすまない

尿漏れをしても頻度が少ないから大丈夫!と侮っている人はちょっと待って。今は良くてもこの状態が長引き、老化とともに衰えていくと頻度は高まり、内臓低下によるぽっこりお腹、更には内臓が体外に出てしまうという大変なトラブルを招くことも!

産前と同様サイズのデニムが履けない、下っ腹が引っ込まないというのも体重増加だけが原因とも言い切れなくなります。ヨガやピラティス、ケーゲル体操などでしっかりとメンテナンスをしましょう。

ラブライフだって取り戻せる!

骨盤底筋のゆるみを改善することは、膣の締まりを良くすることにも繋がります。尿漏れ改善のつもりが、夫婦生活の回数が増えた!という話しも良く耳にすること。
産後の膣のゆるみや骨盤底のダメージは、産後の十分な休息によって本来は戻るものでした。しかし、現代の出産は核家族や高齢出産などにより、十分な休息が得られず、そもそも骨盤底筋が衰えていることも。出産は外見だけでなく内側の変化も伴います。年を重ねる度に健康的な生活を送るためにも、ぜひ骨盤底筋を意識して生活してみましょう。
きっと旦那さんも喜んでくれるはずです!

(文・森 初世)

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